33話.そして皆いなくなった ページ33
ふと後ろを振り向く
『ｯ、！ぅｯ』
そこには、体を真っ赤にしたゾムとトントンが倒れていた
kn「止まるなAｯ！！」
足の力が抜けるのを、私の手を引き必死に逃げるシッマによってどうにかバランスを取り戻す
今死んだらダメだ…！！
走らなきゃ…！
『シッマ！！ここは別れよう！』
kn「せやな！！気を付けろよ！」
『シッマも…！』
何故か職員室を出てこない先生を良いことに、保健室に身を潜めた
ut「コネシマ逃げましたよ！？」
いつの間にか通話が繋がっていた携帯から大先生の声がする
なるほど、大先生が職員室で時間を稼いでくれてるんだ！(逃げ遅れただけ)
そして、何とか逃げきったっぽい(逃げ遅れた大先生に先生が同情しただけ)
rd「いつまでいるんだ？」
しかし、今度はシッマの方に…
kn「先生ちゃうんすよ！ヤバイヤバイヤバイ！！」
rd「コネシマァ？」
kn「はぁ〜い〜！？
詰んだ詰んだ！アァア！！」
壁に追い込められたのか、そう言い残し、シッマは通話から消えた
「A、ｯ声出すなよ…！」
そう、小さな声で呟いて
ut「えっ！ちょっと待って…！お前等はどこにいるんだ！？
冷静になろう。俺、一人…？」
ごめんね大先生…！！いるけど、いるけどシッマが喋るなって…！
rd「うつくぅ〜ん」
ut「！！…ア、アイツらどこに行ったんスか…？」
rd「アイツら…？
アイツらとは？」
ut「他の皆はどこに？？」
rd「他の皆はもう…
この世にいねぇんだよ！！」
ut「先生！！やめてください…！」
rd「ウツゥウウウウウ！！！」
ut「あ"っ、ｯ！！」
………その声を最後に大先生はもう声を出すことはなかった
どうしよ、私……助けなきゃ…！ま、まだ生きてるかも！
rd「A〜、いるんだろ…？ちょっと待っててな、迎えに行ってやるよ…」
通話からそんな声が聞こえた
不味い、移動しなきゃいつかバレる…！
けど、ｯ怖い…！！
ｺﾂｯ
！
足音が聞こえた
ｯ近くにいる！！
パニックになった私は、どこが一番見つけにくいかなど考えずに白いベッドに潜りこんだ
あぁ、鍵、そういえば閉めれたのにな…
私も、死ぬのかな…？
保健室の棚を開ける音に震えながらも、声を漏らさまいと必死に口を押さえた
しかし、ベッドなんてすぐバレる
意味はなかったのだ
バサッという布の音と共に
rd「ミィツケタ…」
異常なほど口角が上がった先生の姿が、目に写った
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ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - (作者様の他の作品) (1月10日 22時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - 何十回も見てるけどそのたんびに泣いてる.... やっぱり今まで百個以上読んだ小説の中で一番好きです！他の作品も神でした！！ (1月10日 22時) (レス) @page38 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
あなた(プロフ) - 何回も見てますがやっぱり泣いてしまいました (2021年8月18日 15時) (レス) id: c0b72f74df (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ(プロフ) - ラッダア先生、尊い！！らっだあ運営推しなので泣きます。最高ですね！ (2021年7月10日 13時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
ー - (占ツクで文字を書くのは初めてなので読みにくかったりするかもしれません……そして長文失礼しました(--;)) (2021年1月16日 11時) (レス) id: 87441727ce (このIDを非表示/違反報告)
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