31話.自分に言い聞かせて ページ31
校舎に入り、廊下に出ようとした
すると
zm「おるおるおるおる！！！」
早速ゾムが声をあげた
チラッとゾムの視線の先を見ると先生の背中があった
…大丈夫、先生は今日だけおかしいんだ
明日になったら優しいいつもの先生だ
自分に言い聞かせ、今日ばかりは先生を思いきり敵視することに
ut「いまや！！」
そうこう考えている内に大先生がタイミングを計り廊下を通過した
どうやら階段まで走ったようだ
それに続いて、皆も通過しだす
tn「うわ！後ろの音に気付かへんマヌケや！」
『難聴っしょ！』
大丈夫、今日だけ…今日だけ
「あ」
鼓膜に、聞きなれたあの声が響いた…
声の先を恐る恐る見る
『っ、！』
そこには先生がいた
瞬発的に先生がいる逆方向に足を早めた
やっぱり、雰囲気が違う
rd「お前等ァ〜！！」
後ろから声が聞こえる
階段を上がって、上がって、逃げた
しかし、屋上への階段は閉鎖されていた
kn「屋上塞がれてる！！」
rd「帰れって言っただろうが！」
はじめて聞いた、とても荒い声にﾋﾟｸﾘと肩を動かす
rd「どこ行ったァ？……どこ行ったァ？うつぅ〜？？？」
しかし、見失ったようだ
…
..
.
ut「撒いたんじゃね？」
kn「いない！」
zm「でもこれどうやって…」
kn「上に行けへんよ」
ut「待て待てお前等、保健室を開けていない！」
kn「一階や！また一階戻るぞ！」
『はあ、ハァ…！…ハッ、ハァ』
荒い息を整える
それが体力的なものなのか、ショックによるものなのか、私には分からなかった
ただ、これだけは分かる
明らかに先生は私達を追い掛けて来てた
tn「A…大丈夫なん？」
『う、うん…だいじょぶ…行こっか！』
心配掛けられまいと、シッマ達に続いて足を進めた
しかし
tn「居るよおぉお！！！」
肝心の一階でまたもや先生と目が合ってしまった
私達は逃げようと走った
何回この苦しさを味わえば良いのだろうか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 725人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - (作者様の他の作品) (1月10日 22時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - 何十回も見てるけどそのたんびに泣いてる.... やっぱり今まで百個以上読んだ小説の中で一番好きです！他の作品も神でした！！ (1月10日 22時) (レス) @page38 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
あなた(プロフ) - 何回も見てますがやっぱり泣いてしまいました (2021年8月18日 15時) (レス) id: c0b72f74df (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ(プロフ) - ラッダア先生、尊い！！らっだあ運営推しなので泣きます。最高ですね！ (2021年7月10日 13時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
ー - (占ツクで文字を書くのは初めてなので読みにくかったりするかもしれません……そして長文失礼しました(--;)) (2021年1月16日 11時) (レス) id: 87441727ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
