5.マスタードの願望 ページ5
『…どこ行ったのかなぁ』
しばらく私は道を進んで行ったが一向に彼の姿は見当たらない
…マスタードのために頑張らないと
と、私はまた足を進めた
…
じばらく歩くと町のようなところに来た
…ここに、いるかな？
私は町の店等を見て回る
…いない、残りはグリルビーズという店だけだ
ｶﾗﾝｯ
ドアが空いたことを知らせる鈴の音が耳に響く
ﾊﾞﾝｯ
それと共に物騒な音も耳に響いた
『！！…いた、けど』
その音をたどり見ると
マスタードともう一人のスケルトンがいた
…どうやらもう一人の方が机を思いきり叩いたらしい
…少し話を聞いてみるか
「この愚兄！！まだ人間を見つけられんのか！！」
ﾏｽ「…わりぃ、ボス」
「悪いと思って居るのならこんな店さっさと出て人間を探しに行け！！」
ﾏｽ「…Ok」
…ストレスの原因はこれか
マスタードが席から立ち上がり、店を出ようとする
『…待ってよ、マスタード』
ﾏｽ「！？馬鹿お前！ここには兄弟が…！」
「…？愚兄、誰と話している」
ﾏｽ「な、なんでもねぇよ！すぐ探しに行くな！」
マスタードに手を引かれ、一度店の外に出される
ﾏｽ「何考えてんだよ！放っとけ言っただろ！」
『…でも私は君を見捨てられない』
ﾏｽ「どれだけお人好しなんだよ…たくっ
…まぁ、いい。どうせさっきの会話ほとんど聞いてたんだろ？教えてやるよ、俺の願望」
『…！』
ﾏｽ「さっき俺に怒鳴ってたのは俺の弟のパピルスだ。エッジとでも呼べばいいか…？俺にとってはボスだけどな
で、ボスは人間を捕らえるのに必死なんだ。だから俺も協力してる。けどな…分かるだろ？あのボスの言い様。
人間のことになると暴力も奮うようになった
…俺は、ボスを…兄弟を元の優しい兄弟に戻したい…けど、もう、無理なんだ…」
『マスタード…』
ﾏｽ「だから、本当に放っておいてくれ。俺は凶暴化するまでの時間ここでの時間を楽しみたい。だから頼む…」
『…マスタード、私はまだ君に希望があると思うよ。だからその頼みは頼まれない』
ﾏｽ「なん、で…だよ」
『私を貴方の兄弟に差し出すんだ』
ﾏｽ「は？！できるわけねぇだろ！」
『大丈夫、私は殺られない！その後は任せてよ！』
ﾏｽ「なんでそんなに…」
『…よく、似てるから』
ﾏｽ「なんか言ったか？」
『いや、何でもないよ！ささ、私をボスの所まで連れてってよ！』
ﾏｽ「…本当に、いいのか？」
『うん、大丈夫だよ』
ﾏｽ「お願いだ…ボスを、兄弟を…元に戻してくれ…！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななし(プロフ) - 面白すぎるっ！忘れてないでこっちの更新してやって！続き気長に待ってまーす (2023年3月30日 0時) (
レス) @page6 id: fe2edfb663 (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン(プロフ) - 更新待ち。たまにはこっちもやってあげて。あと、忘れないで。 (2023年2月20日 16時) (レス) @page6 id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
チャッピー - 面白すぎませんかッ!？続きが気になりますッ!! (2021年9月25日 8時) (レス) @page6 id: 7f12abf3e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソーマ - おもしろい！更新早くして欲しいです！ (2020年3月28日 14時) (レス) id: 6dbdbc0e75 (このIDを非表示/違反報告)
れいん rein - 私もです。 (2020年1月16日 21時) (レス) id: 72856e06da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
