BigHitのつれないあの子、 (ページ32)

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金髪の、あの子。ページ32

私を見るなり目を丸くする人たち。

JN「え、え？え？えぇぇ」

何回"え"を言えば気が済むんだよ。

JK「どうしたんですか！その髪！」

『…気分転換です。』

JK「すっごい似合ってますよ！ね？テヒョンイヒョン！」

ジミンさんの隣で突っ立ってるテヒョンさん。

TH「うん。似合ってる、よ。」

『…どうも。』

謝罪してきたくらいだから気まずい気持ちもあるのかな。

YG「気分転換って、金は流石にやりすぎじゃね？」

『金って…。一応、プラチナブロンドなんですけど。』

JM「うわぁ、すごいよ。よく色が入ってる。」

茶色とかにすればよかったんだろうけど、気分ってもんがあるでしょ。

NJ「本当によく似合ってる。ピンクも似合うんじゃないの？あー、ペイルブルーも良いと思う。」

JH「やぁ、ナムジュナ。親戚のおじさんみたいだよㅎ」

親戚の、おじさんって…。

『…兎に角、私のことはいいですから皆さん練習なさってください。来週からうんと忙しくなるってのに…。』

呑気だな。

JK「Aさんは僕らについてきてくれるんですか！？」

『いいえ。』

JM「マネージャーのアシスタントなのに？」

『会社に残ってSNSの管理と、サセンの処理が残ってます。だこら、ここにいます。』

YG「こんな金髪が俺らと一緒にいたら新メンバーだと勘違いされるだろ？ㅋㅋㅋ」

JN「僕は大歓迎だけどね？新メンバー。こんなにイケメンで美しいし。」

"ま、僕には劣るんだけどねぇ〜ㅋㅋ"とか言ってるジンさんをよそに私はノートパソコンを開いた。

TH「…あの、」

1時間半くらい経ってからだろうか。休憩中にテヒョンさんが話しかけてきた。

『なんですか。』

TH「言い方が、悪かった、から。この前はごめん。」

何だ、そのことか。意外に律儀なんだなぁ。

『自分にも非がないわけじゃないですし、お互い様です。』

TH「…ジョンクガ、ほんとにいいやつだから仲良くしてやってください。」

『…はぁ、』

なんで急にジョングクさんの話？

『…テヒョンさんは、仲間思いなんですね。』

私がそういえば彼は顔を上げて"にひひ"と笑った。