私の王子様 ページ6
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「お前も、いつまでも我儘ばかり言っていないで、ちゃんと現実を見なさい。Aさんと、仲良くするんだぞ？」
鈴「、、、はい。」
そう言って顔を歪ませ俯くリンリンくんを見て、胸がぎゅっと苦しくなり、やるせない気持ちになる。
「ちょうどあのテラスが空いているから、二人で話でもしてきたらどうだ？」
すぐに返事をしないリンリンくんに、私はどうしたらいいだろうとオロオロしていると
鈴「、、行くよ。」
と軽く背中を押され、テラスに向かって歩き出した。
テラスに出ると、少し肌寒い風が頬をなぞる。
置かれていたソファに座ったリンリンくんの隣に私も座る。
静かな沈黙が流れる。
『、、、なんか、ごめんなさい。』
鈴「なんでAが謝るの？」
『だって、、多分言い出したのは私の父だし、、相手が私なんかで、、、。私は香琳ちゃんみたいに素直でも可愛くもないから、、。』
そういうと、はぁ、と小さなため息。
鈴「いつかこういう事になるのはAも分かってたでしょ？Aの相手がたまたま俺で、俺の相手がたまたまAだったってだけ。」
『仕方ない、、、か。』
鈴「そう、仕方ない。」
前を見たまま言い放ったリンリンくんに、やっぱりこっちを見てくれないんだなって思った。
"仕方ない"
自分から言った言葉だけど、傷ついてる自分がいる。
彼がリンリンくんだって分かった時に、私の中で全てが合致したような、ピースがピッタリはまったような感覚があった。
小さい頃、いつからか香琳ちゃんの口から聞くようになった「リンリン」。
「この前リンリンがね！」って聞かせてくれる話に、色々と想像を膨らませて、いつの間にか私の中で「王子様」になっていた。
いつか会いたいって、ずっと思ってた。
それがまさか、会ったばかりで失恋した上に、許嫁になるなんて、、、。
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美紀 - みせコド大好きですこの小説大好きです (2018年2月11日 9時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
MaYu(プロフ) - 最後まで読ませて頂きました。私もリンリン大好きなので、リンリンの恋を見ることができて本当に良かったです！物語の途中で何度もキュンキュンしてしまいました！こんな素敵な人と恋に落ちるなんてどんなに素晴らしいことか…幸せな時間をありがとうございました！ (2018年2月1日 17時) (レス) id: 04caf7e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めまして！作品読ませて頂きました！もうりんりんかっこよすぎます笑私もりんりん落ちの小説を探しててあなた様の小説に出会えて嬉しいです！本当にありがとうございました(*´ω｀*)りんりんと主人公の結婚生活等書いて頂けたら嬉しいです！よろしくお願いします！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 0106b7db15 (このIDを非表示/違反報告)
まい - こんにちは！！2回目見ました！w何回見ても飽きることなく凄く素晴らしいです！！！リンリンタイプ過ぎてもうほんとに素晴らしいです！！！ありがとうございました！！またおじゃまします！笑 よろしく！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - ゆいにゃんさん» コメントありがとうございます！もう、リンリンが素敵すぎて、お話作ってしまいました。気に入って頂けて、本当に良かったです！ありがとうございました！ (2018年1月13日 10時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽月 | 作成日時：2017年12月23日 11時
