優しい甘さ ページ33
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Aの細い指が頬に触れて、初めて自分が泣いている事に気付いた。
『あれ、、、俺、なんで、、。』
A「五十鈴くんは優しいから、きっと色んな事を胸の中に溜めてるんだね、、。」
そう言って、優しく抱き締められた。
A「私はね、五十鈴くんの事もっともっと知りたいって思ってる。もっと一緒にいたいって。だから、、苦しんで溜めてるもの、私にぶつけてほしい。受け止めるから、五十鈴くんの全部。」
その言葉に、何かつっかえていたものが取れたような気がした。
『俺、Aの事沢山傷つけたけど、、好きだと思う、Aの事。でも、、Aと同じくらいかって言われるとそれは自信ない。』
A「うん、、。」
『昔からの習慣だからって、また何も考えずに香琳を優先させてAの事傷つけるかもしれない。無意識に取った行動でAを悲しませるかもしれない。』
『Aの事を幸せにしてあげたいと思っても、それ以上に傷つけてしまうかもって思ったら、一緒にならない方がAは幸せになれるんじゃないかって、、。』
A「、、やっぱり五十鈴くんは優しいな、、。」
『優しくなんか、、。』
A「五十鈴くんの言う通り、そうやってまた傷つくかもしれない。けど、、けどね？私はそんなのどうでもいい。そんな心配するより、私は五十鈴くんと一緒に居たい。大好きだから。」
A「五十鈴くんと一緒じゃなきゃ、幸せになれない。」
『A、、。』
A「ごめん、今の言い方はちょっとずるかったかも。」
『いや、、。』
A「香琳ちゃんの事ね、、まだ気持ち残ってるのかもしれないけど、幼馴染で今までずっと一緒に居たんだから、気にかけたり大切に思うのは当たり前だと思うの。」
A「助けてって言われたら、駆けつけるのも。、、でもね、これからは1人で行かないで、私も連れて行ってほしい。、、それじゃ、ダメかな？」
『、、、ダメじゃない。』
そう答えると体か離れ、照れくさそうに、へへっと笑う。
A「五十鈴くん、あーん。」
軽く口を開けると、コロンと入ってきた飴玉の甘さが口に広がる。
A「甘いの食べると元気でるよ。」
『、、あー、俺、かっこ悪い。』
A「五十鈴くんはかっこいいよ。私の王子様だもん。でも、王子様は笑ってないとね！」
にっこり笑ったAに、あれ、前にもこんな事、、って少し引っかかった。
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美紀 - みせコド大好きですこの小説大好きです (2018年2月11日 9時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
MaYu(プロフ) - 最後まで読ませて頂きました。私もリンリン大好きなので、リンリンの恋を見ることができて本当に良かったです！物語の途中で何度もキュンキュンしてしまいました！こんな素敵な人と恋に落ちるなんてどんなに素晴らしいことか…幸せな時間をありがとうございました！ (2018年2月1日 17時) (レス) id: 04caf7e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めまして！作品読ませて頂きました！もうりんりんかっこよすぎます笑私もりんりん落ちの小説を探しててあなた様の小説に出会えて嬉しいです！本当にありがとうございました(*´ω｀*)りんりんと主人公の結婚生活等書いて頂けたら嬉しいです！よろしくお願いします！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 0106b7db15 (このIDを非表示/違反報告)
まい - こんにちは！！2回目見ました！w何回見ても飽きることなく凄く素晴らしいです！！！リンリンタイプ過ぎてもうほんとに素晴らしいです！！！ありがとうございました！！またおじゃまします！笑 よろしく！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - ゆいにゃんさん» コメントありがとうございます！もう、リンリンが素敵すぎて、お話作ってしまいました。気に入って頂けて、本当に良かったです！ありがとうございました！ (2018年1月13日 10時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽月 | 作成日時：2017年12月23日 11時
