衝突 ページ31
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執事が帰ってから、頭の中は更にぐちゃぐちゃで、Aの顔とあいつの言葉がぐるぐる回る。
Aは俺の事を本当にまっすぐ想ってくれてる。
それは俺が香琳を想っていたのに似ているかもしれない。
ベッドに腰掛けて、あの日からずっと枕元に置いてあるうさぎのぬいぐるみを手に取る。
『王子様、、か。そんなかっこいいもんじゃないよ、俺、、。』
王子様、、、あれ、、昔誰かにも言われたような、、、香琳だったかな？
そんな事を考えていると、玄関の方から父さんが帰ってきた音がした。
すぐに玄関に向かう。
『父さん！』
父「あぁ、五十鈴か。」
『なんで一言も言ってくれなかったんだよ！いきなりあんな場で発表するなんて。』
父「何か問題でもあるのか？Aさんとは上手くやってるんだろ？、、、まさか、まだあの娘に惚れてるとか言うんじゃないだろうな。」
『っ、、、。』
父「いい加減にしなさい。あんな成金の家とそもそも海老名家が釣り合うわけがない。いくら望んでも承諾はしない。それに向こうはお前のことなんて何とも思っとらんだろう。」
『、、、父さんはなんでAを俺の相手に選んだの？』
父「篠宮家は由緒正しい家だし、海老名家とも釣り合いが取れる。それにAさんは清楚で可愛らしいお嬢さんじゃないか。聞き分けも良さそうだし。」
『、、聞き分け？』
父「妻は従順じゃないとな。いちいち食ってかかってくるような女は良くない。あぁ、あの娘はそんな感じだな。」
『父さんは、俺の事だけじゃなくて、Aの事もそーゆー風に見てんのかよ！香琳だって、、父さんは香琳の何を知ってんの！？俺のことですら、何にも分かってないのに！！』
父「はぁ、、何をそんなに怒ってるんだ。あんなにいいお嬢さんを嫁に貰えるんだから、素直にもっと喜べ。」
『そーゆー事じゃない！！もっと、、俺やAの気持ちも考えろって言ってんだよ！！』
父「そんなもの、考えても無駄だろう。決めた事は覆らない。もういいか？父さんは暇じゃないんだ。」
『っ、、、！』
話すだけ無駄だった！
少しでも俺達の事を考えてくれたらって思ったけど、ここまで話が通じないなんてっ、、！
悔しい。
俺のことだけじゃない。
香琳の事も、、、Aの事も、、。
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美紀 - みせコド大好きですこの小説大好きです (2018年2月11日 9時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
MaYu(プロフ) - 最後まで読ませて頂きました。私もリンリン大好きなので、リンリンの恋を見ることができて本当に良かったです！物語の途中で何度もキュンキュンしてしまいました！こんな素敵な人と恋に落ちるなんてどんなに素晴らしいことか…幸せな時間をありがとうございました！ (2018年2月1日 17時) (レス) id: 04caf7e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めまして！作品読ませて頂きました！もうりんりんかっこよすぎます笑私もりんりん落ちの小説を探しててあなた様の小説に出会えて嬉しいです！本当にありがとうございました(*´ω｀*)りんりんと主人公の結婚生活等書いて頂けたら嬉しいです！よろしくお願いします！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 0106b7db15 (このIDを非表示/違反報告)
まい - こんにちは！！2回目見ました！w何回見ても飽きることなく凄く素晴らしいです！！！リンリンタイプ過ぎてもうほんとに素晴らしいです！！！ありがとうございました！！またおじゃまします！笑 よろしく！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - ゆいにゃんさん» コメントありがとうございます！もう、リンリンが素敵すぎて、お話作ってしまいました。気に入って頂けて、本当に良かったです！ありがとうございました！ (2018年1月13日 10時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽月 | 作成日時：2017年12月23日 11時
