lonely lonely...＊Donghae＊

会えても、会えなくても…。 ページ20

「はい…」

ソファに座るドンへにコーヒーを手渡す。

DH「………」

無言で受け取ってすぐテーブルに置いて、
立ったままでいるわたし手首を掴んで自分の膝の上に座らせた。

「………」

腰に手を回してわたしを引き寄せ、
胸に顔を埋める…。

DH「………」

「………」

それが妙に愛しくなって、
ドンへの柔らかい髪をそーっと撫でる…。

背中を優しく撫でるドンへの手…。

「………」

DH「………」

わたしを見上げるドンへと目が合った…。

その溶けるみたいな目に引き寄せられて、
ドンへの唇を奪った…。

どれだけ甘く、熱い熱いキスをしたって、

どうしたって、こうしたって、
今日はわたしの素肌に触れない…。

心の中で静かにメラメラしてる気持ちを
抑えきれずにドンへをソファに沈めた…。

それでも絶対なびかないから……。

キスもやめて、
ドンへの胸にうな垂れた…。

「…つまんない……」

思わず口を滑らせた…。

DH「…(笑)」

「……ごめんね…。」

DH「…何が？」

「…電話……。」

DH「…全然…。大丈夫だよ。」

「………」

体を起こして、ドンへの上から移動する。

DH「……？」

ソファに座るわたしと、
少し姿勢を正してソファにもたれるように座るドンへ。

わたしの腿にドンへの手…。

その手に自分の手を重ねたら、
ドンへの手のひらを返してわたしの手を握った…。

「もう、会えなくてもいいから…。」

DH「………」

「今日…どうしても会いたい…って思ってた…」

DH「………」

「今日会えたら…もう二度と会えなくてもいい…って…思ってた…」

DH「………」

「けど……やっぱり違った……(泣)」

DH「………」

何も言わない代わりに、わたしを抱き寄せる…。

「もう会えないのか…って思うと……すごい寂しい……(泣)」

DH「……ぅん…」

「でも……今みたいにドンへを待つのも…苦しいし……(泣)」

DH「ぅん……」

「どっちも苦しいね……(泣)」

DH「……ぅん…」

ずーっと優しく背中を撫でてた手が止まった…。

でも、ドンへには帰る場所があるから…。

わたしがいなくても、
本当に大切なひとがちゃんといるから…。

「……今日で最後にする…」

DH「………」

「………」

抱き締められたまま、別れ話をするなんて
初めて。

「…ドンへ…？」

何にも言わないから顔を見ようとしたら、
阻止された。

「………」

いーじゃん、ドンへは…。
わたしは…ドンへと別れたらひとりだよ…。

それがきっと…。→←それが出来ないのが…。

ラッキーアイテム

デニムタイトスカート

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す