第133話 ケルヌンノスの角笛。 ページ46
バン「…」
バンは暗い場所を歩いていた。そこには、大きな角笛があった。
バン「これが王国の至宝♪『ケルヌンノスの角笛』…でけーな。『女神族』と交信するための祭器ーーーーか♫」
バン「オイ♪女神とやら、聞こえてっか？もしもーし……なぁ、この声が聞こえてんなら、」
バン「俺の命と引き換えに、エレインを生き返らせてくれ」
バン「……あーー…オイ！聞こえてんのかぁ！？」
角笛「…」
バン「…だよなぁー♪んなウマイ話があるかっての…しゃあねぇ、王女さんを捜すとすっか…」
バン「チッ」
？「誰だ？」
バン「！」
バンが声のした方を向くと、一匹の豚がいた。
バン「師匠かよ！！！！」
バン「つか、そんな所で何やってんだよ！！？つか、何でいんだよ！！？」
ホークは角笛の上にいた。
ホー「知らねーよっ！！つか、ここどこよ！！？つか、エリザベスちゃんはどこよっ！！？」
バン「んじゃあー、師匠は、例の仮面魔術士に王女さんと一緒に連れてこられた挙げ句、今度はここにすっ飛ばされた…と」
ホー「ああ。おそらくは俺の実力を畏れてのことだろうな…プゴ」
ホー「とにかく外に出るぞ！まずはエリザベスちゃんを助けに行かねーとな！うまくすりゃ、他のメンバーとも合流できるかもしんねーし！！」
バン「…」
バン「悪ィが師匠は先に行っててくれ♪」
ホー「へ…なぜに？」
バン《やっぱ簡単に諦められっかよ…俺にはまだやることがあんだよ》
？「そう…お前にはやるべきことがある。お前には、それを成し得る力がある…」
ホー「だ、誰だ！？オイコラッ！！」
バン「女神族か！！？」
ホー「め…がみ…ぞく？」
バン「姿を見せろ！！どっから話してやがる！！」
女神族「残念ながら不可能です。今のところは…」
女神族「古の戦で力を失った我らが、元の姿を再び構築するには、しばし時間が必要です」
ホー「えらそーだな、コイツ…」
女神族「しかし、妖精族一人を蘇らせる程度のことは造作もない」
バン「！」
バン「自分で願っといて言うのもアレだが♫…へっ。女神族ってのは、こうも簡単に誰の願いでも叶えてくれんのかー？」
バン「本当に俺の命と交換に、あいつを…」
女神族「いいえ。お前の命を奪う気はありません」
女神族「代わりに、お前に『使命』を与えます。それを果たした暁には、お前の愛しい妖精に命を与えましょう…」
バン「わーった♪なんでもやってやる♫」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エリー - 質問どうゆうのがタイプかな (2017年9月22日 21時) (
レス) id: e14390e6f6 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - 夢主に質問できんのかな (2017年9月22日 21時) (レス) id: e14390e6f6 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - ヒビキさん» ありがとうございます！一年間、辛いと思いますが、自分の目標に向かって頑張ってください！！応援しています！！ファンという言葉は、あるということで！私も今気づきましたw初めてのアーサー君で大丈夫か不安でしたが、可愛いと思ってもらえて嬉しいです！ (2017年4月9日 21時) (レス) id: 1587a2b43a (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 今更ですが受験お疲れ様です！私は来年受験生ですよ笑 にしてもこの国にも"ファン"って言葉あったんですねwあーさー君が可愛い！！次回楽しみにしています！ (2017年4月8日 16時) (レス) id: e9bc5f77d4 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 零さん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！頑張ります！！ (2017年3月20日 19時) (レス) id: 1587a2b43a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：東雲 | 作成日時：2016年12月11日 11時
