幻想的に淡く。2

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藤「あれ？
琴瀬帰えんないの？」


「…ちょっとまだ終わんなくて。」



藤「そっか・・・
んじゃ、お先。」



「お疲れ様です！」









シャーペンの芯を
出しては戻して出しては戻して・・・って、

なかなか良い案が思いつかない。。。






眠気覚ましにコーヒー。

って思ったけど、
そういうの私効かないんだった。






エナジードリンク飲んだって意味ないしなー。









辺り見回せば、
もうみんないなくてシンとしてる。






でも一つだけ明かりがついている場所があった。









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"社長室"









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え・・・

まだ残ってたの。









いつも覗いているドアを見ると
机に俯せている社長の姿。









寝てんのかな、って。









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どうしてだろう。




なんで人って
寝てる、と思うと何でもしていい気になるのかな。









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自分の為でもないコーヒーを入れて、


コンコンってノックした。









失礼します、って
社長の隣に行きコップを置いて、

少しだけ・・・
近づいてみる。









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