幻想的に淡く。2

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高「こんにちはっ…！」



玉「こんにちは(笑)
そんな緊張されなくても大丈夫ですよ(笑)」



高「…はい、すいません(笑)」



玉「側近の谷口とデザイナーの琴瀬です。」



「「よろしくお願いします。」」



高「お願いします！」









こんにちは(笑)
そんな緊張されなくても大丈夫ですよ(笑)



・・・・・・なんてあんな笑った顔。
どうせ社交辞令なくせに。








社長の笑顔に
恨みを持ちながら睨むように席へと座った。









食事って言っても
これも仕事だから、
気を緩めないでいかないと。









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玉「まず改めまして、
インテリアメーカーのLEONEの社長を務めています玉森です。


今回は新店舗を建てるということなので
それの番宣として手掛けているCMのご出演をお願いさせていただきました。」





高「はい。」





玉「その細かい説明としては……









って真面目な話をしている中、
ガラス窓の奥を通り過ぎるカップルたちを
眺めてはいいな〜って。








手をつないで、
それからどちらかのポケットに入れたりするんだろうな。







好きだよ、ずっとそばにいる。

なんてくさい言葉も
好きな人に言われたらどれだけ嬉しいか。








今は鼻で笑える話だとしても
私もいつかそんな人が出来ると
ありがとう。大好き。って照れながら
満足した顔とかしてるのかな……









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