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23話 ページ25

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わたしと、海燕が出会ったのはとても昔。海燕が、十三番隊に”天才”として入隊した頃、わたしもそうちゃんと共に死神になった


初めてあった時、あの瞳を見て思った


綺麗な瞳だなぁって。



その瞳に汚れが無くて、綺麗で温かい目をしていた。そしてなにより、強い意志をもっていたの


わたしは、それを知りたくて


触れたくて


海燕と会ったの



「......きょうは、お月さまだね」

「そうだね」



たいちょーたちと別れた後に、すぐにそうちゃんの所へ向かった


優しく抱きしめてくれるそうちゃんは、ほんとうに温かい

海燕とはまた違う温かさ。けれど、どちらもわたしは落ち着く



「ね、そうちゃん。海燕がね、これくれたの」

「茶飲み...?」

「うん、お揃いなのっ」

「...そう。良かったねA」



木箱の中に入ってる茶飲みを取り出すと、白色に一匹の赤い兎が描かれた綺麗な茶飲み

月の光に照らすと、それはとても輝いていて。月にうさきざんがいるみたいだった


『赤い兎と青い兎、まるでAと俺みたいだったから買っちまった。これやるよ、お揃いだろ?』


半端強制的ではあったけど、言われてみればほんとうにわたしのような兎さんだった。独りぼっちな赤い兎



...でも、


「どうしたんだい?僕の顔に何か付いてるかい?」

「ううん、何でもない...」


わたしは、独りじゃない。


温かくて優しくて、強くて凛々しくて、とても頼りになる大切な人が傍にいる。


元気で明るくて、私の唯一の無二の友がいる


ギンだって要だって、いるんだ


仲間がいる


それに、ね



もしわたしは、独りでも


ずっとわたしのそばには”あの子達”がいるもん。

寂しい時、辛い時はあの子達を造ればいい


そうやって、わたしは過ごしてきたんだから


ああ。あの子達で思い出しちゃった


ここ何年か会っていない、当たり前だけど「ここ」では会えないあの子達に無償に会いたくなってきた


わたしの、私の



可愛い(子供たち)に───。



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るな(プロフ) - どうか続きを恵んでください(,,> <,,) (2023年4月28日 19時) (レス) @page34 id: 2ee13aea9b (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月20日 22時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - この小説が好きです。更新ずっと待ってます! (2019年5月8日 10時) (レス) id: 89b2a9b2ce (このIDを非表示/違反報告)
yurun(プロフ) - 更新再開ホントに嬉しいです!!この小説大好きなんです!!頑張ってください!! (2017年9月27日 0時) (レス) id: fab1742305 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜姫(プロフ) - ドーナッツ(´ε` )さん» 報告ありがとうございます!すぐに訂正しますね! (2017年3月23日 10時) (レス) id: 50760fe743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒桜姫 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年4月28日 1時

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