11話 ページ13
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〈九年後ーーー〉
｢あ..,あ”ァアああああああああああ！！｣
苦しむ流魂街の魂魄の口から、｢虚｣と呼ばれるモノを吹き出した
そのまま原型を留めず、人の形は崩れ泥と化した
散らばった塊がAに掛からないように後ろへ隠す
｢....成程、一般魂魄では原型を留めないのか....｣
元は｢人｣だったものは地面に崩れた。やはり、もう少し霊圧の強いものが必要だと分かった。
｢如何がなさいますか？実験を中止されますか？｣
僕に忠実な部下になった要が聞く。
一般魂魄では無理なら、僕達と同じな｢死神｣にさせればどうだろうか
中でも、霊圧の強い副隊長以上の数人を
｢いや、もうしばらくこれを続けよう｣
ぎゅっと僕の死覇装を握るAを抱き上げて魂魄とは逆の方向へ足を進めた
｢A、もう少しで僕達の計画が始まるよ｣
｢...うん。｣
｢君は心配しなくてもいい。僕の側に、居てくれるだけでいいんだ｣
それだけでいい。君は、ただ僕の側にいて、見物すればいい
穢れものは全部僕が引き受けよう、Aは綺麗なままで、全てが終わるのをただ見ていればいいのだ
彼女を責めるやつは、誰一人として消してあげるから
すると、頬に暖かい温もりを感じた。それは、Aの小さな手
｢どうしたんだい？｣
｢....一人じゃ、ないよ..？｣
｢っ、...うん。そうだね、Aも一緒に、だね｣
｢ん〜...！｣
僕の胸板に顔を埋めるAは、とても愛らしい。
僕はAを抱く腕に力を入れた。離さないように、存在を確認するように
ああ、君はほんと僕の女神だ
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るな(プロフ) - どうか続きを恵んでください(,,> <,,) (2023年4月28日 19時) (
レス) @page34 id: 2ee13aea9b (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年5月20日 22時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - この小説が好きです。更新ずっと待ってます！ (2019年5月8日 10時) (レス) id: 89b2a9b2ce (このIDを非表示/違反報告)
yurun(プロフ) - 更新再開ホントに嬉しいです！！この小説大好きなんです！！頑張ってください！！ (2017年9月27日 0時) (レス) id: fab1742305 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜姫(プロフ) - ドーナッツ(´ε` )さん» 報告ありがとうございます！すぐに訂正しますね！ (2017年3月23日 10時) (レス) id: 50760fe743 (このIDを非表示/違反報告)
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