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9話 ページ11





最近、ボクには楽しみな事がある



それは、藍染副隊長が愛してやまない女の子と遊ぶこと




「Aちゃん、遊びに来たで〜」

「....ギン」




藍染副隊長の部屋に入ると、布団にくるまっている女の子を見つけた



眠たそうにしてて、目をこする仕草がとても小動物のようや



そうやな、例えるなら__猫か



猫みたいに気まぐれやし、何時も眠たそうにしているから




彼女にピッタリや




「ギン、....どうした、の」

「んー、暇やから来たねん。藍染副隊長留守みたいやし」

「...そぉちゃん、は。ひらこ、たいちょーに呼ばれたよ」

「そーなん?じゃ、当分帰ってこんな〜」




丁度いい、今なら藍染副隊長おらんし、この可愛い猫さんを独り占めできるやんか



なんて今日はついているんだろう





「じゃあ、ボクと遊ばへん?Aちゃん__」




”君の正体、ボクに見せて”





言葉の裏には影がある。気ぃつけなあかんで、Aちゃん




簡単に手を伸ばすこの子の手は、とても暖かかった












会った時から思った。



ギンは自分の事を話さない。



わたしや、そぉちゃんに情報を与えず、自分で何かを背負っていると



会った時から思った




ギンは、「なにか隠している」




「ギン、どこに..,いくの?」

「なぁ、Aちゃん」





繋いでいた手を離して、人気のないところに来るとギンは振り返った



開かれた目は、とても冷たかった





「ひとつ、聞いていい?」

「.....?」

「君は、なんで藍染副隊長の傍におるん?」





いつから、......。



わたしが、惣ちゃんの傍にいたのは...,ずっと、ずぅーっと昔から



わたしたちがまだ、流魂街にいた時から....わたしたちは一緒





「そうちゃんは、わたしが居ないとダメだから」

「藍染副隊長が?」

「うん。そうちゃんは、寂しがりや、だから」






惣ちゃんは独りを嫌う。どんな時でも、わたしを側に置いた



寂しいのは、嫌だって.....ずっと、昔に言っていたもん






「そうちゃんはわたしが、守る。もちろん、ギンも」

「....ボク、そんなに弱く見える?」

「うん。とっても、寂しがり屋で弱そうな……それで、頑張り屋さん」

「.........いややなあ、そうみえんの?」

「ふ、ふ。」



何を隠してるのかは知らない


今は「仲間」だから追求もしない


だから、ギン


「その時」が来るまで



わたしは見逃してあげるよ

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るな(プロフ) - どうか続きを恵んでください(,,> <,,) (2023年4月28日 19時) (レス) @page34 id: 2ee13aea9b (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月20日 22時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - この小説が好きです。更新ずっと待ってます! (2019年5月8日 10時) (レス) id: 89b2a9b2ce (このIDを非表示/違反報告)
yurun(プロフ) - 更新再開ホントに嬉しいです!!この小説大好きなんです!!頑張ってください!! (2017年9月27日 0時) (レス) id: fab1742305 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜姫(プロフ) - ドーナッツ(´ε` )さん» 報告ありがとうございます!すぐに訂正しますね! (2017年3月23日 10時) (レス) id: 50760fe743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒桜姫 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年4月28日 1時

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