続き2 ページ23
「先生から俺に触るなんて初めてですね。」
「あぁ、今なら君に触れても壊さない気がするからね。」
「なんですかそれ。」
なんてクスッと笑うその顔はとてもとても愛おしい。
たった一人のわんちゃんに考えを変えられるなんて思ってもいなかった。
意外と私という人間は単純だったのかもしれない。
「今日は晩御飯家で食べて行くか?」
「いいんですか!」
しっぽをふりふり
「あぁ、今日は本を書く予定がなくなったからね。」
「え?このつづきかかないんですか?」
「今度また書き替えるから、その時のまた読みにおいで。今日はお腹がすいたんだ。」
きっとこの主人公もこの話は本望では無い。
「先生、ご飯食べるんですね?」
「私は人間だよ?」
「だって俺字を書いてる先生しか見たことないですもん。」
……私は彼の前だと行動力が著しく劣ってしまうらしい。
「じゃあこれから色々な私を見たいか?」
「いいんですか!じゃあ明日買い物行きましょうよ!一緒に!」
「あぁ、もちろん。」
「で明後日は一緒にクイズしましょう!クイズ!」
「えぇ。」
「それで次は……」
星のような目、永遠と振っているしっぽ、ぴょこぴょこしている耳。彼とこれから沢山の時間を作れる。なんて、考えるだけでわくわくするということはこういうことなのか。
「まてまて、君も私もそんなに早まるようなことは無いだろう。もう少しゆっくりしようじゃないか?ご飯食べてからでも時間は沢山あるんだから。」
「はい!」
「いい返事だな。」
今なら野良犬も拾って愛情を注いで育てれる。そんな気がする。
作者
お久しぶりです。そしてあけましておめでとうございます。
少し長めで区切りがわからずグダグダですいません。
そして少し主人公(先生)は変わり者です。今更言うのもなんですがって感じですね。はい。
長編というか日常を書いたりするならこの話を文字って?元にして?書きたいとこおもいますね。はい。
新年が読者の皆様にとって幸福で溢れる年になりますように。
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作者名:しろまる | 作成日時:2019年8月6日 14時