妖艶な微笑み [文スト 男主]

夜中のお決まり事 ページ10

うばｯ 奪いに来たって …!!
てか大切な人じゃねーし …

『 そんな関係じゃねーよ ,
監視カメラのあれは演技だしなｯ !!』

な?と言って太宰さんを見ると
真顔で立ちすくんでいた ,


｢ あれはそんな演技みたいな顔じゃねーよ
元相棒だからあいつの表情パターンは把握してる ,｣

『 … 太宰さん , 大丈夫か ? 』

太宰さんを心配しつつもまだ抱き締められてることに気付き , 顔を赤く染める
意外とこの体制恥ずかしい …
床に倒れ込みつつ , 足が絡み合ってる

｢ 中也 , 帰れ ｣


今までに聞いたことがないような声でそう言う ,

｢ …今回はこんくらいにしといてやるよ , 2度目はないけどな , 次はお前がしてないようなことまでしてやるよ ｣

中也と呼ばれた男は窓から飛び降りて行った
監視カメラを置いていって ←



『 太宰 …さ ,ん？』
｢ …怪我とかないかい ?｣

ないとだけ答えたら一気に静寂に包まれた

｢ 君は , 色んな人とキスをしていくね
しかも最初よりどんどん過激になっていく ,｣

…なんて言い返せばいいんだろう


『 そんなつもりｯ ……なくて…』

｢ 責めてるつもりはないさ ,
私は君の何でもないからね , 監視カメラは取り返せたことだしいい事じゃないか ? ｣


少し悲しい表情をしてる , それが胸に突っかかってる

『 ……おう… , 』

あ、と思いついたように声をあげると言った
｢ 毎度毎度だけどキス , 気持ちよかったの？｣

『 や …… 普通 … 』

ふいっと目を逸らすと無理やり太宰さんの方へ顔を向けさせられる ,

｢ 君の気持ちいいは普通なんだね ,
顔がとてもえろかったよ …｣

んなわけ と声をだそうとしたが手で塞がれた
そろそろ遅いから帰ろうか , 続きは家で聞こうと言われて何も言い返せなくなった ,


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｢ 翔くんが来て , まだ2日なのに大変だったね〜 … ｣

『 まぁな… 』

キスはされるわ , 抱きつかれるわでもう大変だった

｢ …中也は甘そうだよね , ｣

中也って帽子の人か ……小さい人
確かに甘かった , あれは誘惑の味ですね←


『 まぁな ……甘ったるかった 』


｢ へ〜… , ちゃんと何回もしたから味わってるね , 何回くらいしたんだろうね ?キス｣


……なんでそんな質問責めなんだ… ?
そこから多くの疑問が浮かんでいく , なぜあんな表情をしたのか… , 最初に意識があるのにキスしたのはなぜか……


『 ……何回だろうな …5回は超えてるな …』

｢ じゃあ ,私もしていいよね ?｣

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