妖艶な微笑み [文スト 男主]

いろいろな感情 ページ6

……暑い＿＿＿＿
狭いゴミ箱に2人の男性 , どう見ても異常
しかも蓋を閉めるとなったら暑すぎてヤバイ


密室してて微妙に吐息が当たる


｢ うっは , 暑い… ｣

『ｯ… 喋るな , 暑い … はぁ…』

しかも吐息がかかってくすぐったい …
今すぐ抜け出したい

2人で入ろうって言って , 手を引っ張り入る
全く 自由すぎる


｢ こんな状態で君の異能が発動したら大変だね｣


今すぐ殺したい… , 異能が発動しないように念を込めるしかない … ,

『 発動しないようにするからな 』



こつ , こつ …



足音が聞こえる
政治家か …
ゴミ箱の隙間から見るとスーツを着た政治家が居た,


｢ し〜 ｯ…｣

分かってるっつーの


｢ 金だ , ｣
静かな感情のない声が響く
金を渡した相手は …… 指名手配犯『芥川』


太宰さんが動揺したのが分かる

『 どうすんだよ … 』

｢ 写真だけ撮って静かにしてよう , 無理して動くと死ぬからね …… ｣



静かにシャッターを押す



そして 何やら話し込むと政治家が帰っていった
芥川だけ , 残って周りを見渡している



ずばｯ


空を切り裂く音が鳴る
ゴミ箱は丁度俺と太宰さんの所で切れていた


｢ なかなかやるね , ｣

｢ 僕( やつがれ )は太宰さんを倒す ｣
その言葉には激しい憎悪と＿＿＿憧れのような感情が混ざっていた ,



｢ はぁ , 予想外だな〜 ……君のせいで私の予定が崩れたじゃないか ?ねぇ 。翔くん ?｣

『 はぁｯ !?俺に話振るなよ !!』

芥川とか絶対無理無理無理…
死ぬからｯ !!


｢ 君の素晴らしい異能で倒しちゃってよ ｣


はあ ……渋々異能を発動させる
『 異能力 暗夜行路 』


甘い香りが辺りを立ち込める
すぐに芥川はトロンとした顔をしてこっちへ寄ってきた … ,

あまり近付かれない前に後ろに回って
スタンガンをする




予定だった ,


芥川の羅生門で引き寄せられ
強引なキス
太宰さんの時よりも長いｯ !?

｢ ｯん…ぁ…｣

俺まで自分の異能に酔ってきた
ついされるがままになってしまう

足がガクガクする , 長いｯ …


｢ はぁい , ストップね ?｣
太宰さんに頭を触られて異能ストップ ,
芥川の羅生門も切れて2人で後ろへあとすざった

｢ 僕 に何をしたｯ !!｣
顔を赤くさせながらその場を立ち去った


意外とシャイボーイなのか …

｢ ………ねぇ , 翔くん
キス気持ちよかったの？｣

真面目な顔で聞いてくる

『 やっ、そんなこと考えてねーよ!戻るぞｯ』
引っ張って行こうとした

だが…

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