男との出会い ページ3
____ここはどこだろう
孤児を飛び出して1時間経った 。
多分俺のことなんて誰も探さないだろう
川辺にしゃがみこむ
川を見てると , 悲しくなるのは何故だろう__
物思いに耽っていた
丁度其の時
ばしゃんっ
川に何かが投げ込まれる音がした
そう云えばさっきまで橋に人がいた気もする
助けるの面倒臭いなぁ…
あ , どんどん沈んでく…
『…… はぁ … 』
何かを決心して川に飛び込んだ ,
------------------
『 はッぁ… はぁ…… げほッ … !! 』
なんかこの人息してない… え、
もしかしなくても死んでる !?
『 あの〜……大丈夫ですか ?』
▼返事がないただの屍のようだ((
よく顔を見ると整った顔立ちをしている
いわゆるイケメンというやつだろう
・・・
顔を近づけると甘い匂いがした
そして近くで見ても綺麗な顔立ち
そんなことを考えてると頭が痛む
まさか____異能 … ?
無意識に異能を発動していた
俺からも甘い匂いがする
がばっ
不意に男が起き上がる
そして , こっちを一目見て
顎に手を添える
まさかの ____
「 … あれ , 私は何を 」
いきなり手を離されて
男の意識が戻る
『 あ ,の……川に飛び込みました ? 』
そう尋ねると男は 笑顔で頷いた
「 ところで 君の名前は ?
私は仮にも助けてもらったからね , お礼がしたいんだ」
自分の名前を名乗る
「 へ〜 , 男だったんだ , … まぁいいや ,じゃあ一緒に来てくれ」
何かをボソッと呟いて立ち上がる
____やっぱり , この人細い
綺麗な顔立ちにスラッとした身体
少し見蕩れていた
「 ん ?どうかしたかい ?? 」
『 いえ , 何でもないです
あ , ……名前を教えてください』
聞くと男は妖艶に微笑んだ
「 私の名は太宰だ , 太宰治
よろしくね , 翔くん ? 」
何かと気に食わない男だ
『 お願いします , 太宰さん 』
「 あ , 敬語じゃなくていいよ〜 」
互いに握手を交わす
そして , 太宰さんは何かを思い出したようにこっちを見つめる
『 なんだよ … 』
「 君さ____異能者でしょ ? 」
なんでわかるんだろうか
・ ・・
こんな一般人に…
『 異能か … , なんで分かるんだよ』
「 私もその類だからさ , 」
名乗った時と同じように怪しく微笑んだ
実に胡散臭い ,
『 …… 続きは歩きながらにしません ?』
私は立ち上がり 川辺を歩き始めた
勿論 太宰さんも慌てて駆け付けてきた ,
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洸(プロフ) - 泣いたわ、もう泣いたわ、、、タメ口ごめんなさい (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
いけたい - 押し倒しましょ?もう押し倒しちゃいましょ? (2018年10月28日 20時) (レス) id: 21ac21fda6 (このIDを非表示/違反報告)
夜菜 - 太宰が触れてる時は異能が効かないのでいいんじゃないんですか? (2017年8月3日 4時) (レス) id: 3fa40a2e0f (このIDを非表示/違反報告)
神夜 蒼(プロフ) - 下の方も言ってますけど太宰さんには異能は効きませんよ? これじゃ原作崩壊してる気が……。 (2017年6月3日 16時) (レス) id: b87a79904c (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ★ - 最高ですね。最後感激っ!もう泣きそう…。最高でした!有難う御座います…!本当に、有難う御座いました!ご馳走様でした!最高でした!(←何度も繰り返すキモい)いい話ですよ!お疲れ様でした!他の作品、是非見させて頂きます!拝見だぜっ!*\(^o^)/*応援します! (2017年3月5日 3時) (レス) id: c82853ab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2016年8月8日 13時