妖艶な微笑み [文スト 男主]

包帯と謎の視線 ページ17

気付いたら太宰さんが俺の上に馬乗りしてた ,

『 ん!?ちょ なにｯ!?』

完全に動揺してる ,


｢ だーかーら , 中也にされた所 私が上書きしてあげるよ ,｣


服のボタンを半分くらいまで外されて
キスマをじっと見られる ,

『 ぅ …わ…』

恥ずかしさのあまり , 顔を手で隠した
だけどまだ視線を感じて辛い

｢ 中也 , どんだけ強く … ｣


太宰さんは溜息を零しながらも , 俺にキスマをどんどん付けてく , しかも服を着てても見える所に

『 ｯ ……太宰さんｯ ……そこは…』

｢ 別に見えてもいいじゃないか , 蚊に刺されとでも誤魔化せばいいよ｣

それだけ云って 再びキスマを様々なところに付け始める ,
『 んｯ , くすぐっ……た…い』
擽ったさのあまり声が出る


｢ 可愛いね ｣


------------------


う☆わ…昨日はあのまま寝てしまった
そうして朝鏡を見たら , めっちゃ赤い , 顔も鎖骨も腕も ……

首なんて最悪だ , 一目でキスマだって分かる


｢ おはよ〜 ,｣
呑気に云ってるけどこっちは……
『 おはよ〜じゃねーよ!!どんだけキスマ付けてんだよ!!』

｢ 君が寝るのがいけないんだろう？( にっこり )｣

それにしてもどうやって隠そう…
包帯巻くとか … , あ、それじゃあ太宰さんと同類になる( 包帯無駄遣い装置 )

結論:首だけ付ける



『 … 太宰さん , 包帯持ってるか?』
そう聞くと太宰さんは目を輝かした

｢ もｯ もしかして ……包帯を付けてくれるのかい !?


私が巻こう( きらん )｣



＿＿＿＿結局お揃いにされました



------------------



探偵社に着くとまず , 驚かれた

｢ まさかｯ ……志賀まで太宰とお揃いになったのかｯ!!｣
国木田さんにめっちゃ驚かれる

｢ ( にやにや )｣
与謝野さん, 谷崎兄弟に にやにやされる

｢ その服装流行りなのですか ? ｣
賢治くんに質問される

｢ へ〜 …… そーゆー関係だったんだね｣
乱歩さんに察される



『 はぁぁぁ………』

つい長い溜息が零れる
朝から散々な目にあった …


｢ 今日 , 太宰達は報告書を書いてくれ｣

国木田さんにそう言われて報告書を書く



ふと書いてる時に
包帯がズレたことに気付いた


しかも首＿＿＿＿


前の席は太宰さんでよかった ……
でも俺 , 包帯とか巻き治せない …

もうこのままでいいや()

包帯が崩れてるけど気にしないで報告書を書いた



『 …… ？』

ふと誰かの視線を感じる
太宰さんじゃない , ……じゃあ誰だ

探偵社に変態は居ないはず… ?

直った包帯 ＆ 小説の宣伝→←綺麗な顔

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す