妖艶な微笑み [文スト 男主]

誤発動かそれとも･･･ ? ページ14

『 んｯ …ぷはｯ …!!はぁ…ｯはぁ…』

乱れる息が整わない
こんなにちゃんとしたの初めてだ

｢ 君が私の理性を切ったんだからね !!｣

なぜかそーやって言われて医務室から出ていった
キス魔かよ …はぁ…


少し具合も良くなったから
医務室を俺も出る , 久しぶりの俺のデスク


愛しく見えてくるのは現象だな ,
そして ここに来るといつも思い出すのはキスシーン … 俺こんなんでいいのかな …男なのに攻められてばかりで…


仕事中なのにこんな事を考えてる俺が馬鹿だった 。
異能が発動していた … 最近制御出来ると思っていたのに 多分誤発動じゃない

俺の気分による問題だ


しかも太宰さんが居ない
これは由々しき事態 …



辺りが甘い匂いになる

最初に反応したのは国木田さんだった
やっぱ、ウブだから反応しやすいのかな …


ってそんなこと考えてる場合じゃなくてｯ !!



『 あｯははぁ〜… , 依頼を受けてきま……ん…?』
逃げようとすると 腕を掴まれていた
乱歩さんに …

｢ 僕はさ , 頭はきれるけど , こーゆーことはちゃんとしてなくてさ ?いいよね , 1回のキスくらい ｣


『 俺に拒否権は ｯ!?』

ないと言われて 顎を掴まれ ,
唇を奪われる ＿＿＿＿
角度を変えて何回も … 長くて焦らされているようなキスだった …



がらｯ


ドアが開くと太宰さんが居た

『 だ , ざいｯ ……ぁ…んんｯ…』


やはり言葉にならない
｢ったく …… , ｣

太宰さんは俺に触れて
甘い香りがスッと引いた …

皆の意識も戻った … なんて不便な異能なんだろう


『 すいませんでしたああああぁぁｯ !!!
異能の誤発で本当にすいませんでしたｯｯ!!!!』

土下座の勢いで謝る ,

｢ ん〜もういいよ , お互い忘れよう ? ｣
乱歩さんは心がお広いｯ!!


『 ありがとうございますうぅｯ !!!』

乱歩さんは私に近付いて
意味あり気な笑みを浮かべて耳元で言った ,

｢ 今度 , …僕のためだけに駄菓子を買ってきてね ?｣


お安い御用だ …こくんと頷いて , その場は解決した …

そこで1人不満げな表情を浮かべている人が居た
＿＿＿＿太宰さんだけは不服そうだった


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『 これ なんですか …』

目の前に広がる女物の服の山
流石に困惑する … 太宰さんが微笑む
絶対に何かある …今回の依頼は俺降りようかな…

｢ 見たとおりに 女装出来る服 ,
翔くんには , 仕事のためにも女装をしてもらいたくて , ね？｣

なんの仕事 !?

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