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由良「私の術式のこと言ってる?Aの心に問いかけたことはないよ」
A「え、な、なんで?」
単に不思議だった、私がもし由良の術式を持ってたのだとしたら、使っていると思ったから
由良「恥ずかしいこと言うけど、私、信頼したいって思った人の心には踏み入ったりしたくないの。それに、あんまり理解して貰えないだろうけど、心に問いかけれるってそんないいもんじゃないよ、、相手の心の内なんて、知っていいことなんてないから」
由良はどこか悲しそうな顔で言った
A「そっか」
由良「あ!ごめん、なんか嫌味っぽくなっちゃった、Aのことは信じてるってことね、だから、術式使ったりしないよ」
そう、笑い飛ばす、由良はいつもの由良で、
さっきの悲しそうな顔をした由良は今まで一緒にいた中で初めて見た由良の顔だった
きっと、過去に何かあったのだろう
それなのに、私、、由良になんて失礼なことをしてしまったんだろう。
由良は私を信じてくれているから、私の心には踏み込まない
なら、私はせめても、その信頼に応える必要があるのでは無いか
だから
A「私、話すね。私、好きな人がいるの」
由良「ふふっ、知ってたよ?」
A「え、なんで、」
由良「そんなの、Aの親友なんだから、術式使わずともわかるよ。でも、Aから何にも言ってこないってことは触れられたくないことだろうって思って聞かなかっただけ」
A「ごめんね、言えてなくて」
由良「謝らなくていいのー!いつか言ってくれるって信じてたから、こっちは嬉しいんだよ!?で!!誰なの?」
A「術式、使っていいよ。」
由良「えー、使いたくないんだけど、Aの口から言いたいのにー」
A「、、夏油さんだよ」
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作者名:りか | 作成日時:2021年4月25日 18時