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Your side
夏油さんはいつも任務で忙しい
ましてや学年が違う私は会うこともぼぼゼロに等しいから
任務に向かうであろう彼を、たまに遠くから見かけることくらいしかない
由良と違って自分の術式をまだ、上手くコントロール出来ない私は当然、夏油さんと一緒になんて任務に行けなくて、足でまといだ。
A「今日もお願いします。」
七海「もちろん、いいですよ」
私はいつも、訓練相手に七海さんを選ぶ
理由はただ、彼は本気でぶつかって来てくれるからだ。
私の呪術は戯画術式(ぎがじゅつしき)
自分の未来を30秒、1ページ、5コマから8コマ以内で脳内で描くことで現実に反映することが出来る
かなりチートな技だから、呪力の消耗は早い
それに、頭で瞬時に巧く未来を想像できないと術式が発動されない
使いこなせれば勝ちだが、無理ならば無いのと同じ
七海「さてと、始めますか?」
A「はい、頼みます。」
七海さんが構えた、そして、直進っ
私、想像しろ、想像しろ、想像しろ
シュッ、
「で、きた、、」
私の片手には七海さんの武器、
一瞬で想像した、立ち回りと、物理的攻撃、、
そして、相手の武器を奪って、戦闘不能にするところまで
やっとだ
しかも、まだ、そんなに呪力を消耗してない、戦える
泣きそうだ、、ここまでになるのに長かった
七海「本当に強くなりましたね」
A「、、うっ、、本当にありがとうございます、」
七海「私は何もしていませんよ。貴方が毎日、努力していたからです。それに、貴方はもともとずば抜けた身体能力を持ち合わせている。呪力を込めた物理的攻撃はトップクラス、、それなのに、こんな強い術式を使いこなされてしまえば、私は足元にも及ばない」
A「そ、そんな凄くないですよ。いつも任務は、足引っ張ってばかりで、、」
七海「貴方はそう思っているかもしれませんが、私たちは貴方が足引っ張っているなんて思ったこと一度もないですよ。」
?「そーー!だよーー!!!」
声のする方を見ると、由良がいた
七海「はぁ、隠したってあの人には心の声が筒抜けですからね」
由良「A、強くなりすぎ!私を置いていかないでー!笑」
A「それはこっちのセリフ!!」
そう言うと由良は遠くで微笑んだような気がした
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作者名:りか | 作成日時:2021年4月25日 18時