大人になったね ページ16
Your side
伏黒「先輩、五条先輩ですか?」
「は、え?何が?」
着替えようと自室までの道
伏黒「水かぶった理由」
「んなわけ、ほんとに暑かったの!」
伏黒「嘘下手ですね」
「は!?下手って言うな!」
伏黒「あれ、嘘って認めるんですね」
「あ」
私の後輩ってこんなに意地悪だったっけ?
たしかに、図星
五条先生のあんな悲しそうな表情見てられなくて
私が水をかぶった
なんで、水だったのかはよくわからないけど、この方法しか打開策が見つからなかっただけ
「もう、このへんで平気だよ、私の自室そこだから」
伏黒「はい、」
「ありがとう、またね」
伏黒「A先輩、あの」
部屋へと続く廊下の途中で足を止める
「何?」
伏黒「俺、先輩のそういうところが好きなんです」
「伏黒くん?」
”好き”
その2文字が私の頭の中に独占した
今まで、告白なんてされたことのない私にとって、どうしたらいいかなんて考えられる余裕は残されていない
伏黒「俺、ずっと、先輩、いや、A、Aのことを好きでした」
この前言ってた好きな人って、、気づけなくてごめん
私はきっと今まで、無意識に伏黒くんを傷つけていただろう
真っ直ぐな瞳、しっかりとした声
昔の呼び方で、伏黒くんが私を好きだと言っている
嬉しい、すごく、嬉しいのに
とても切ない感情
「伏黒くん、ありがとう、、けど、ごめんなさい」
伏黒くんの気持ちには応えられません
そういい頭を下げると、その頭の上にそっと手を置かれ撫でられる
伏黒「顔あげてください、気にしなくて大丈夫です。わかってましたから、俺」
そのまま、伏黒くんは私に一礼をして去っていった
伏黒くんは私の知らない間に、とても大人になっていたんだ
私より、断然
.
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←水も滴るいい女かな
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りか(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます!ですね、私も少し思いました笑、期待に応えられるよう頑張ります!!ありがとうございます! (2021年7月28日 23時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - うわ…言っちゃ悪いけど五条先生初恋趣味悪すぎる笑 あの初恋笑の女の人がこれからどんな状態になっていくのか楽しみです! (2021年7月28日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りか | 作成日時:2021年5月3日 23時