幻想的に淡く。

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藤ヶ谷SIDE









「もう諦めろ(笑)
琴瀬は玉森しか見てないって、」







そんなことないですよ！っておしぼりを振り回す颯くん。

本当一筋というか……。






まぁ、気持ちはわかるけどね。
あいつのこと好きな理由。








自分の仕事をおいて
会社や仲間の為に他の作業したり、





残業なんてほぼ毎日で
いつも決まったあのデスクで、ペン握って葛藤してるし、




後輩の社員に一から全部教えてあげたり、






絶対弱音は吐かないんだよな。
我慢するっていうかさ。。。






だから、たまに俺から悩み聞けば

あのねって溜まってたものをばーって吐き出して落ち着く、みたいな(笑)









颯「絶対Aさん、俺に心開いてくれてないですよ」


「じゃあギャップ作戦どう？」


颯「ギャップ？」


「いつもデレデレなお前だから、
たまには玉森っぽくツンツンするとk…」
颯「ダメです。」




「即答(笑)」



颯「裕太さんあんなんだから、
俺が癒しの場を与えたいんじゃないっすか。」



「あ〜、そうなの？」








ぶっちゃけな。。。



颯くんから告白された！どうすればいい！？

なんて、唯一あいつの相談相手だけど
今までそんなこと言われたの一度もないし
揺らいでる気持ちも全くないと思う。




って言ったらきっと、

颯くん泣くよね。









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