幻想的に淡く。

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続々と社員が帰る中
私はひたすらペンと紙でにらめっこ。




これじゃダメ、

これじゃダメ、って書いては書き直す。









あの人神経質だしな。。。

きっと単純なデザインだとまた文句言われちゃう。









玉森さん毒舌でワンマンだし、

言われたこと真に受けると私の心えぐられちゃうから
愛情があって言ってくれるって毎日頭の中ですり替えてる。







それでも、

些細な言葉がいつも私の冷え切った心を埋め尽くしてくれるのは
玉森さんなんだよな。。。







やり直し、やり直し言うけど。

いやがらせじゃないことは分かってる。



会社の為でもあり、

私の為………では、ないか。









でも本当は優しいとこあるの、私知ってるよ。









社員の1人がミスをして、帰れ！なんて怒っても
玉森さん残業して契約取り直してたし。


他社で間違ったメールを送信してしまっても
僕がしました、って社員の身代わりになって怒られたり。


私が考えた家具のデザイン、気に入らないとか言っときながら
一緒にアイデア考えてくれた時もあった。






…って、あれ待って？






これってさ、会社の為とも読み取れる？




まぁ、いいか(笑)

都合よく考えれば(笑)









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