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「…っ社長じゃないよ。


仕事の話。仕事の。

ほら、色々な人から意見聞かないとさ〜
デザインのヒントっていうの?
やっぱそういうの大事じゃん、」









もうそろそろ上がろうかな、って
いたたまれなくなった空気から逃げるよう、

広げてあった資料かき集めて
鞄に突っ込んだ。









颯「Aさん、
僕でよければ話聞きますよ。」









そう言われて引きとめられる。









もう。。。
完全動揺してんの向こうにバレてんじゃん。



勝手に止まった脚。




ダメだよ。
何揺らいでるの。




しかもここ会社だよ。
今この場に、
私たちしかいなかったとしても誰か聞いてたらどうするの。









考えれば考えるほど焦っちゃって、
もう何が何だかよくわからない。









颯「……僕なんか頼りないかもしれないです。

Aさんと裕太さんの関係なんて
正直知りたくないし、
僕だけを見て欲しい、っていうのが本音です。



…っでも、
やっぱり好きな人の役に立ちたい。



利用されてでもいいです。



僕はAさんが好きだから
どんな形でも守りたいんです。」









……颯くん。
ありがとう。







ごめんね、こんな先輩可愛くないね。


嬉しい〜そんなこと言ってもらえて!

なんて、
そんなこと言えなくて。。。








でも……

やっぱり私玉森さんのこと好きなの。









もしかしたら向こうは
私のことなんか眼中にないかもしれないし、


あのキスだって
遊びの一つなのかもしれない。








だけど。。。


彼の素顔。
もっともっとこの目で見たいの。








この思いも、
きっと玉森さんじゃないと満たされない。









優しくしてくれる颯くん。




こんな情けない先輩を諦めて
違う女の子のとこ行ったほうがいいよ。









ずっと一筋なあなたを
私は見向きもせずに玉森さんを追いかけてるから。









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涼風(プロフ) - nanaさん» nanaさん!いつもコメントありがとうございます(*^_^*)またまたツンツンです(笑)今後の展開に期待してくれれば嬉しいです♪ (2016年11月14日 20時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - こんにちは♪玉ちゃんツンツンですね〜!なんで颯君のこと聞いたんだろう……。新作なのにこれからの展開楽しみすぎです! (2016年11月6日 0時) (レス) id: 81df8c1a44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼風 | 作成日時:2016年11月5日 17時

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