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女「彼は、高校生で両親を亡くして
その後すぐうちに来たのよ。
来た当初から、一切話さず、笑わず
まるで感情を失ったようだった。」
「っっ。」
女「私もあなたみたいに、
彼をもっと知りたくて親戚のとこへ行き、話を聞いたんだけど。
結局彼が私に心を許した日はなかったわ。」
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そうだったんだ、って
少しだけ言葉が詰まった。
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そして彼女は
いつもね、って窓側の方を指さす。
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女「あそこに座ってた。
何をするわけでもなく。
ただ、空を見てて。」
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外からは雨の音。
見れば、打ち付けるように激しく雨が降っていた。
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女 「彼の両親が亡くなったのは
事故でもなく、自害でもなく
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殺人だったのよ。」
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身を乗り出してしまう、そんな話。
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ちゃんと裕太を知るためには
聞こうって
「っっその話、
……詳しく教えてくれませんか?」
そう言った。
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そして、
彼女から聞いた裕太の両親の話は
言葉にできないほどの衝撃だった。
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ミカ - 涼風さん» またまた〜(笑)でも嬉しいです。ありがとうございます!恋の旋律もランキングのったりして少し自信ついてるんです。(おこがましいかな?)趣味の小説が皆さんに読んでいただけると嬉しいですよね。もっと頑張らなきゃ! (2016年7月4日 20時) (レス) id: e224bf7fa1 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - ミカさん» そんな褒めすぎです(笑)私にはもったいないくらいの言葉。ありがとうございます。ミカさんも小説作るの上手だと思いますよ?七色コンチェルト見た時、初めての割には凄くうまいなって本当に思いました(*^^*)ミカさんも小説の更新頑張ってくださいね! (2016年7月4日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ - なんか、ドキドキです……玉森君の目が揺らいだとことか、胸がキューッてなりました。いつも思うんですけど涼風さんって言葉の表現上手いです。人の気持ちを繊細に表現してて、共感しちゃうんですよね。私も頑張らないと!続き、楽しみにしてます(〃^ー^〃) (2016年7月2日 16時) (レス) id: e224bf7fa1 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - ミカさん» いえいえ、すらすらなんてないですよ(笑)結構こういう系、苦手で不安だったんですよね(笑)でもミカさんのコメント見て自身もらいました!私も見たいです!ミカさんの青春以外の物語(*‘∀‘)ミカさんなりのペースでいいので小説も頑張ってください! (2016年6月29日 18時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - はなさん» 鳥肌ですか!(笑)なんか嬉しいです(笑)少しこういうのは苦手で自信がなかったのですが、こういうコメント頂いて俄然やる気出てきました(笑)ありがとうございます!毎回(*^^*) (2016年6月29日 18時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼風 | 作成日時:2016年6月23日 21時