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「行ってきまーす」
外に出れば、これでもかというくらい
蝉がうるさく鳴いていて、
ボロボロになったローファーを履き、
りゅうと一緒に家を出て自転車に乗った。
「俺、もうこの自転車さびてきてる。」
「私のだって。
でも乗れてるし。」
「そうだけど・・・」
「あまり遅くならないようにね、今日。」
「わかった、」
T字路のとこで別れ、
りゅうの背中を見送った後
時計を見れば遅刻ギリギリで
自転車のスピードを思い切り上げた。
・
・
大嫌いな学校。
それでも仕方がない。
私なんかがこんなわがまま言ってどうするんだ、
そう言い聞かせては
毎日この通学路を通ってる。
行き交う同じ制服の人たち。
「おはよう」
「お〜!おはよ!髪切った?」
「え、本当わかる〜!?」
おはよ、なんて
そんな些細な挨拶を友達同士で言い合うのは
当たり前かもしれないけど
・・・・・・私、どれくらい言ってないだろう。
笑顔でおはよう!なんて、
いつっきりかな。
思い出すだけ無駄で、
ガラガラ____________
ドアを開けると
騒いでいたクラスは一斉に静まり返った。
まるで見たこともない人を扱うかのような視線で。
・
毎日。
こんな入学式みたいな緊張感。
そしてまた。
ザワザワと騒ぎ出した。
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涼風(プロフ) - 桜さん» そんな人たちの言動なんかで自分を失ったりしたくないですよね。ごめんなさい、こんな長文。桜さんが私なんかに話してくれたことが、不謹慎ですが嬉しくて。この小説も亀更新ではありますがゆっくりと更新していけたらなと思います。コメントありがとうございます! (2018年3月23日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - 桜さん» そんな人たちがいなくなればいい、こういう風に和解しあえたら。なんて私の思いも少しだけ入っています。私の小説で少し気を悪くされていたらごめんなさい。でも人って悪いところもあれば良いところもあります。人それぞれなんですよ。 (2018年3月23日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - 桜さん» 桜さん、いつもコメント本当に嬉しいです!そうなんですね…、経験しないと分からないことや気持ちってありますよね。クラスの人をそんな風に扱うなんてよっぽど小さい人間なんだと思います。 (2018年3月23日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 涼風さんの小説読み返しててそういえばこの話は私に重なる所結構あるななんて…(笑)机は捨てられないですけどクラスからの扱い的には主人公ちゃんと変わらないかな…いきなりだしどうでもいいようなことをすみません(笑)まぁでもとにかく涼風さんの小説は大好きです! (2018年3月17日 12時) (レス) id: 54b9345723 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - サトリンさん» ドラマの話ですか?櫻子さんの足下には死体が埋まってるのことですかね。あれ私も見てます。面白いですよね〜。藤ヶ谷君が刺されたところには驚きました。リバースのほうばっか集中していたもので突然の展開についていけなかったです。 (2017年6月15日 23時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼風 | 作成日時:2017年5月30日 15時