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なんも考えてなかった。
ただただ過ぎる毎日を
先生と楽しく過ごして、
嫌なことがあったって
全部藤ヶ谷先生に話して、
そしたら魔法みたいにイライラも不安も消え去って、
恋愛感情が全くないって言ったら
嘘になるのかも。
・
ある日、
集団で呼び出された。
『なにこれ』
見せられた写真は
先生と一緒に帰るところ。
私その時までは、
クラスに馴染めてる。
みんなとまぁまぁ喋る仲で
全然打ち解けあってるって思ってた。
でもそんなの私の思い過ごしだったの。
『正直さ、あんた私たちに話しかけてくるけど
そういうのマジ迷惑なんだよね。』
『同類って思われてそうでめっちゃ嫌だったんだけど。』
『それにこの前ちょっと見に行ったけど
超ボロ家じゃん(笑)』
『お母さんに何かしたの!?』
『するわけないでしょ、あんなくそ人間。』
『…………っっ、』
『とにかく先生に近付くんじゃねぇよ。
もしまた見かけたら
2人は付き合ってるってデマを教頭と校長にチクるから。』
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こんなにも心が張り裂けそうな感じ、
思い出しただけでも
今すぐに涙が出てくる。
その日は水曜日で、
先生に勉強を教えてくれる日だった。
だけど、
涙が止まらなくて藤ヶ谷先生に会える顔じゃなくて…。
泣きながら自転車おもいっきりこいで
いつも行く防波堤の海でぼーっとしてたのを覚えてる。
鮮明に。
あの時の夕日は
悲しいくらいに綺麗だった。
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涼風(プロフ) - 桜さん» そんな人たちの言動なんかで自分を失ったりしたくないですよね。ごめんなさい、こんな長文。桜さんが私なんかに話してくれたことが、不謹慎ですが嬉しくて。この小説も亀更新ではありますがゆっくりと更新していけたらなと思います。コメントありがとうございます! (2018年3月23日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - 桜さん» そんな人たちがいなくなればいい、こういう風に和解しあえたら。なんて私の思いも少しだけ入っています。私の小説で少し気を悪くされていたらごめんなさい。でも人って悪いところもあれば良いところもあります。人それぞれなんですよ。 (2018年3月23日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - 桜さん» 桜さん、いつもコメント本当に嬉しいです!そうなんですね…、経験しないと分からないことや気持ちってありますよね。クラスの人をそんな風に扱うなんてよっぽど小さい人間なんだと思います。 (2018年3月23日 0時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 涼風さんの小説読み返しててそういえばこの話は私に重なる所結構あるななんて…(笑)机は捨てられないですけどクラスからの扱い的には主人公ちゃんと変わらないかな…いきなりだしどうでもいいようなことをすみません(笑)まぁでもとにかく涼風さんの小説は大好きです! (2018年3月17日 12時) (レス) id: 54b9345723 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - サトリンさん» ドラマの話ですか?櫻子さんの足下には死体が埋まってるのことですかね。あれ私も見てます。面白いですよね〜。藤ヶ谷君が刺されたところには驚きました。リバースのほうばっか集中していたもので突然の展開についていけなかったです。 (2017年6月15日 23時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼風 | 作成日時:2017年5月30日 15時