1度あることは2度3度ある! ページ13
A「あ、もうこんな時間…」
気づけば時刻は19時を回っていた。
銀時「あー…だな」
お互い無言だが、秒針のカチ、カチ、カチという音は部屋にテンポを刻んで響き渡る
A銀時「「あの…あ、えと」」
A「さ、先どうぞ」
銀時「あ、えっと、さ。今日……泊まって、くか…?」
A「…え……」
銀時「あ、いや、その…嫌だったら良いんだけど…夜道くれぇし、危ねぇからよ」
A「じ、じゃあお言葉に甘えて…」
銀時「んで、そっちは…?」
A「えっと、下にスナックあるじゃないですか。奢るので一緒に飲みませんか…?」
銀時「ババアんとこか…いいぜ、引っ掛けてくるか」
ソファから立ち上がり、歩きだそうとした。
が…
A「わっ!」
ガタンッ
テーブルの足に自分の足を引っ掛けてしまって転倒…するはずだった
銀時「い、つつつ…怪我、ないか?」
A「あ、ご、ごめんなさい!重いですよ…ね……」
ムニムニ
銀時「……あ」
A「〜〜////きゃー!//」
パチーン
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A「ご、ごめんなさい…助けて頂いた時にたまたま触れてしまっただけなのに…」
銀時「いや、平気平気…俺も受け身とったとはいえ、掴むとこにも問題あったしな」
お登勢「全く、男ってーのはこうだからいけないんだ…ところでその嬢ちゃんはいつもそこで歌ってる子かい?」
A「あ、そうです!いつも御迷惑おかけしてます。神代Aと申します…!!」
お登勢「いやいや、うちの客も、あんたの歌聴きながら飲む酒はまた一興だって言って常連が増えたんだよ。あたしはむしろ感謝してるよ、ありがとね」
A「そ、そうですか?いえいえ、こちらこそこんな歌を聞いてそんなふうに言っていただけるなんて!光栄です!」
銀時「あのー、俺空気?」
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作者名:凛月 | 作成日時:2019年6月28日 1時