同業者メンバーの愛が重すぎる!!【wrwrd】 (ページ9)

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8.0_傍観ページ9

os_side

舌戦をヒートアップさせた各盟主が杖を取り出した時、Aの重い腰を上げた。

たった一喝しただけでその場を制したのは、やっぱ上に立つべき人間なんだなぁと今更ながらに思う。

　しかし、こんなのはただの現実逃避。

　成り行きで円卓テーブルの一席に座ったAの隣に立たされた俺は、各盟主からの視線をひしひしと感じていた。ある意味イジメだと思う。マジで。JKにはきつい

「オスマンさん、少しいいですか？」
「俺からも」

「何めう？エーミール、トントン」

　腕を真っ直ぐ上げ、お手本の様な挙手をしたトントンが発言権を得る。
「何故Aを連れて来たん？」
　トントンの意見は尤もだ。

　現在この部屋では、選抜メンバー+戦争関係者で行われているのだ。議題は、配置、作戦のアレやコレについて。それなのに俺が部外者…？まぁ部外者であるAを連れて乱入して来たものだから、盟主達は少し困惑しているようだった。

「まさか、Aも戦争に参加させるとか、そんなわけないよな？」

「コネシマ～残念だろうけどマンちゃんの目見てみろよガチやろ？」

「否、見えへんって！どう足掻いても糸目なんやからな？！」

「コネシマさんもシャオロンさんも落ち着いて下さい。オスマンさんも無駄に煽らないように…！」

「……」
「…、へいへーい」
「OK牧場」

　殺伐とした空気の中、俺はそっと身を縮こませる。発言こそ無かったが兄さんもひとらんもどこか不機嫌そうだ。だって眉間に皺を寄せている。それとシャオロンはボケるな

Aはこの言葉の殴り合いを眺めているだけで口を出そうとはしなかった。
「良いですか、皆さん」

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Aside

　コホンと一つ咳払いをし、エーミールは険悪な空気を改める。

「この度、七日後戦争において、Aにも協力して頂く事になりました！！」
「「「「は？」」」」

「お、Aも参加するんかー？」

一人うんざりした様なひとらんが「そんな事しなくても俺らで守ってあげるのに、余計なことしやがって」と呟いた

「…え、ええっと、エーミールくん？」
「何でしょう！、くられ先生？」
「具体的には何をAにして貰うのでしょか？」

　まぁ初めはそうだよねと思う。
　オスマンから“ドキドキ★国対抗戦争！！に勝てるよう

メンバーの仲を取り持つように”と言われただけで、Aも具体的な話は聞いていなかった。