同業者メンバーの愛が重すぎる!!【wrwrd】 (ページ23)

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22.0_おかしいページ23

誰だ？“円滑に打合せが出来る様になった“ってほざいたヤツは。

僕だよ、チクショー。少しでも油断すれば喧嘩するぞコイツら。これでは命がいくつ有っても足りない気がする。

「あ、そう言えば」

　皆して着衣の乱れを整えている中、コネシマがフと声を上げた。

「助っ人って事は、Aも兵士会に参加するんやろ？」

「……あぁ、それか」

　コネシマから飛び出た久しいワードにオスマン首を抱える。

“兵士会”ってあの“仲良くしましょうね”と云うニュアンスのアレの事？こいつらに尤も似合わない言葉に思えてならないんだが…。

「それがね、何故か俺らは参加出来ないみたいなんだ。」

　漸く泣き止んだらしいオスマンが宣う。

糸目から微かに見える眼が真っ赤なのは気の所為では無いだろう。

「…そうなると、嫌な可能性も出てきますね。」

「あぁ、しかも、選抜メンバーが一か月前じゃなく1週間前とか、特例越して馬鹿じゃないのかなって」

「去年は３ヶ月前から伝えていたはず…直ぐに伝えられないほど上は忙しくないですよね」

「その通り、エーミール」

「………、」

　顎に手を添えたオスマンが、何かおかしいと再び頭を抱える。

「もう一度外交官のオスマンが上に掛け持つことは」

「…残念、それができないんだ。」

「は？」
「はっ？！」
「なんでや…」
「今年なんか変じゃね？」

『やっぱり……』

僕に招待状が来ない時点で気づくべきだったか、毎年"我が国が勝つ"と言う信念(プライド)を持っているウチの国はあらゆる呪術が使える僕に魔法戦争へと参加させる為に招待状(脅迫状)を毎回送ってくるのだ。
やっと諦めたかと一息着いていたらこのザマだ。
招待状のことは全員に公開していた。

エーミールオスマンはそこも踏まえて考えている。

上が僕らと合わせないようにしているのはこちらに嘘を透過する呪術使いが居るせいか、
とても優秀な外交官が居るからか。
はたまたどちらもか。

目を瞑り思考に糸を巡らせていて、周りの奴らがこちらを見つめているのに気づかなかった。