第7話 ページ8
「ではよろしいですね？」
私を連れてきた男が声をかけると、その人は服から何かの紙を取り出した。
そして、それに数字を書いていく。
「あぁ、ではこの子はいただくよ。」
書き終わったその紙を手渡し、私に向き直る。
「はい！お買い上げありがとうございます。」
男の人の声に耳を傾けることなく私の手を取った。
「本当にキミは素敵で綺麗だ。」
再びそう言う男性
私はそのまま男の人に連れられその場を離れた。
久しぶりに出た外はどんよりとしていた。
小さい頃みた、綺麗な青空ではなくとても、濁っている
まるで、今の自分を写したかのようだ、
手を繋がれたま歩くとそこには大きな車がとまっていた
そこから出てきた人は私の手を握る男性に頭を下げ、車のドアを開けた。
「さぁ、今日からキミの家になる所に連れていくよ。これからはずっと私の「ﾊﾟﾝｯ！！」ーーーーーー」
静かな場所に、
聞いたことの無い大きな音が響いた。
瞬間、バタリと、私の手を握っていた男の人が倒れた。頭から血を流し。
そう、私が見た映像と全く同じだった。
そして、もう一度、あの大きな音。
後ろで何か倒れた音がした。
振り向くとドアを開けていたさっきの人が倒れていた。
人...が、死んだ。...
突然の事で動かない頭の中でそれだけはわかった。
けれど何も感じない。
何も感じない私は、もう壊れてしまったのだろうか。
それとも、本当に化け物なのだろうか。
コツコツと足音が聴こえてくる。
次第に近づいてくるその音は、
ペタリと座った私の前で止まった。
私は下を向いててその人の顔は見えない。
私も...殺されるのだろうか。
だったら...痛くない方がいいな....
そう思いながらふと、違和感に気づく。
私は自分がし、にそうになった時はその前にそれが何故かわかる。
だけれど今回はソレを見なかった。
なら...殺されないのだろうか。...？
そう思ってると、目の前の人がしゃがんだのに気がついた。
そして、そっと下を向いている私の頬に手が添えられた。
さっき男性とは違う、優しいさわり方。...
ゆっくり顔を上げられ、その人の方に向けられる。
そこに居たのは、あそこにいた私より年上だろう男の子だった。
黒い服を着ていて片目に包帯を巻いている。そして、私の頬に触れている手にも包帯が巻かれていることに気づいた
私も彼も言葉を発さないまま、時が止まったように感じた。
そして、彼の目...彼の瞳を見た時、
それが何故か綺麗に見えた。
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氷翠(プロフ) - ゆんゆんさん» ありがとうございます！！はい！ちょっと今忙しくて、、余裕が出来たら更新します！気に入って頂けて嬉しいです！！ (2019年7月8日 18時) (
レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 好きです！！ゆっくりでいいので頑張ってください！ (2019年7月8日 14時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 美雲さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年7月7日 21時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月7日 20時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷翠 | 作成日時：2019年7月3日 21時
