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第6話 ページ7

《続いての品です!ーーーーーーーー》

多分私のことを言っているのだろうか。...説明がされる。
そして、次には何やら数字が飛び交う。

小さな私でもわかった。
このやり取りは物を買う時されているものだ。

私が住んでた村でも物を買う時多く払ってくれる人に品物がいっていた。

そう考えながらボーと前をみる。すると、後ろの、席に、私より年上だろう。男の子を見つけた。

あの人も何か...買いに来たんだ...

周りには大人しかおらず、
子どもが来ているのは、こちらから見れば少々目立つ。


《落札!!205番落札です!!!》

そんなことを考えているとどうやら終わったようだ。
その証拠に私についてる鎖をまた、引っ張られる。


村では聞いたことの無い数字だったので、
私にどれくらいの価値があるのか、分からない...

でも、そっか...私は売られたんだ。


その時、何故か、悲しいとは感じなかった。



連れていかれた所は最初いた所とはまるで違った。
白い壁にふわふわのソファー...
私を連れてきた男の人と一緒にどれくらいいただろうか。

「コンコン」とドアを叩く音。
男の人がそれに気づき慌ててドアを開ける。

そこから出てきたのは少し背の高い男性だった。

その人は私と目が合うと、私を連れてきた人の話を聞かず、私の近くまでよってきた。

「っ......」
その時頭の中に映像が流れた。目の前の人が頭から血を流し倒れている映像が。

私は静かに理解した。...この人...近いうちにし、ん、でしまうのだと。

だが、それを言ったところでまた相手にされず気味悪がられるだけだろう。

そう考えてると、ガシリと両手で顔を掴まれた。
私の頬を滑るように触り、首周りや、目、身体、至るところを舐め回すように見てくる。

鼻と鼻がくっつきそうな距離、だが、私は動けない。動いちゃいけない。

「あぁ、本当に綺麗だ。これからキミは私のモノだよ。」

そう言い、男性は私の髪を救い口元に寄せた。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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氷翠(プロフ) - ゆんゆんさん» ありがとうございます!!はい!ちょっと今忙しくて、、余裕が出来たら更新します!気に入って頂けて嬉しいです!! (2019年7月8日 18時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 好きです!!ゆっくりでいいので頑張ってください! (2019年7月8日 14時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 美雲さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月7日 21時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月7日 20時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年7月3日 21時

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