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第21話 ページ22

貴方side

朝食を食べ終わり、森さんから用意された服を着る。
渡された服は今まで着たことの無い綺麗な洋服だった。

それに着替え、部屋をでる。

そして、森さんに連れられ、長い廊下を歩いた。

えれべーたー?というのに乗り、上へと上がる。

降りてまた、長い廊下を歩く。

どこまでいくのだろうか

森さんも治くんも一言も話さない...

どうしたんだろう...

そう思ってると大きな扉の前に来た。

横には黒い服の人が立っている。
チラリとこちらを見たあと視線を戻した。

森さんが扉をノックし、開け、
私に入るよううながす。

中に入ると大きな机と、そこに座っている人がいた。

その人と目が合う。

すると、森さんも治くんも頭を下げた。
私も慌てて頭を下げる。

「Aちゃん、だね、ようこそ、ポートマフィアへ。」

そう言われ、そっと頭をあげる。


「ありがとう、ございます。」
そう言ってペコリとお辞儀する。

「君の事は聞いたよ。これから力を付けるよう頑張りなさい。」

「はい。」

私に向けられる強い視線に耐えながらも返事をする。

すると、ニコリと笑い、下がっていいよ、と言われた。

少し森さんとお話するらしい。

治くんに手を握られ部屋をでる。

バタン、と閉まり、一気に肩の力が抜けた。

何も言われず連れられたが、
森さん、そして、治くんの態度をみて、とっても偉い人なのはわかった。

私に向けられたあの視線は今まで感じたことの無いもので、すこし、いや、かなり怖かった。

「大丈夫かい?」

治くんが心配そうに尋ねる。

「うん...大丈夫だよ。それよりさっきの人は...」

「あれ、言ってなかったっけ?首領だよ。ポートマフィアの、ここの1番偉い人。」

ポートマフィアの...?

「え、......え?!」

そう言われ真っ青になる。

何となく偉い人だとは思っていたがまさかの私が今いるここの1番偉い人だとは思ってなかった。

「お、治くん!どうしよ、私、変じゃなかった?!...失礼な態度とってなかった...かな?」

すると治くんは目を丸くさせた。
そして苦笑し、頭を撫でてきて

「Aはまだ、9歳なのにそういう事ちゃんと分かるんだね。凄いよ。それに大丈夫。あの首領の様子からしてむしろ気に入られたんじゃないかな?」

そう言った。

そう、かな、気に入られたなら...まだ良かった。

「なら、よかった。」
私はほっと息をついた。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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氷翠(プロフ) - ゆんゆんさん» ありがとうございます!!はい!ちょっと今忙しくて、、余裕が出来たら更新します!気に入って頂けて嬉しいです!! (2019年7月8日 18時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 好きです!!ゆっくりでいいので頑張ってください! (2019年7月8日 14時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 美雲さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月7日 21時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月7日 20時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年7月3日 21時

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