検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:31,200 hit

第15話 ページ16

森さんはニコニコしながらこちらに寄ってきた。

「うんうん。可愛いのは私もわかっているから、私ともお話させてくれないかい?」

そう言ってきた。

は?イヤに決まってる。Aにロリコン菌が移る。

僕はAをギュッと抱きしめ、言う。

「えーやだよ。だってA森さんの事怖がってる、近づかないで。」

そう言うとその気持ち悪い表情をさらに崩した。

「そんなぁ〜いいじゃないか...少しだけ、ちょっとだけだから!ね?」

これが大の大人とは情けない...

はぁ...
「ちょっとだけだからね。」

そう言いAから離れた。

離れるのは名残惜しが。これからAと一緒に居られる。そう思うと嬉しくてたまらなかった。

そんなことを考えてると森さんは自分の名前を呼ばせたがっていた。

Aは素直だから言うことを聞くだろう。

いやだ。...Aが名前を呼ぶのは僕だけでいいのに。

「A、この人のことはロリコンで十分だよ。」

そう言うと、僕の言った通りにロリコンと、口にする。A。

あぁ...もう、可愛すぎだよ。

「却説、そろそろ行こうか。」

Aに名前を呼ばれて満足したのだろう。森さんはそう言い立ち上がった。

僕も立ち上がり、Aに手を差し出す。
Aはそっと手をとって立ち上がった。

だが、動きがどこかぎこちなかった。

「大丈夫?...歩けるかい?」

そう言うとAは大丈夫と答えた。
ゆっくり、Aに合わせて歩く。

そして、ふと、気づいた。
Aが左足を微妙に引きずってることに。
僕は森さんを呼び止め、Aを座らせた。
そっと足に触れるとAが顔を歪める。

これは...捻挫、だろうか。
森さんに聞くと、やはり捻挫らしい。
ここには冷やす物もないし、...Aには我慢してもらって一応応急処置をする。

僕の使っていた包帯で悪いが、ポートマフィアに着くまでだ。大丈夫だろう。

結び終わり、Aを横抱きにする。
Aは慌てるものの、僕が、
こんな怪我て歩かせるわけないでしょ
と言うと、大人しくなった。

そのまま歩いていき、車に乗った。
Aを下ろしても良かったが、このまま離れたくなかった。

第16話→←第14話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

氷翠(プロフ) - ゆんゆんさん» ありがとうございます!!はい!ちょっと今忙しくて、、余裕が出来たら更新します!気に入って頂けて嬉しいです!! (2019年7月8日 18時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 好きです!!ゆっくりでいいので頑張ってください! (2019年7月8日 14時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 美雲さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月7日 21時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月7日 20時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:氷翠 | 作成日時:2019年7月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。