第40話 ページ41
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妙「麟華ちゃーん！」
「妙ちゃーん！」
手を振る妙ちゃんの元に全速力で向かう。
近くで見ても、妙ちゃんは本当に綺麗でむぞらしか！そう言うと、ありがとう。と微笑んでうちの汗を拭いてくれた。…うーん、むぞかっ！
「妙ちゃん、誘ってくれてあんがとね！」
妙「いいのよ！私麟華ちゃんと出掛けるの、楽
しみにしていたの！早く行きましょう！」
妙ちゃんがうちの手を引いて走り出す。
負けじと追いつきながら、2人で笑う。こんなやってしたのは、また子と前遊んだぶりやね…
そんな事を考えながら、妙ちゃんに着いて行った。まず最初に着いたのは、
「ゴフクヤ？」
妙「呉服屋、よ。着物を買う所なの。」
「あー！キモノ！江戸ん人皆着とるけどむぞか
よね！」
妙「着物、ね！麟華ちゃんにもきっと似合う
わ！」
早速、どれにしようかと選び始めている妙ちゃん。えぇ、絶対高かよね？妙ちゃんに聴くと、
「良いんですよ、私から誘ったんだもの。」と言ってくれた。なので、お言葉に甘えさせてもらう。既に2、3着カゴに入れている妙ちゃん。
…え、そ、そんなに？
妙「さっ、コレ、着てみて頂戴！」
とうちをグイグイ試着室に押し込んだ。
…えぇぇ…。
抵抗する間も無く。店員さんに着せてもらい、うちは暫くして妙ちゃんの前に出てきた。すると妙ちゃんはパァっと目を輝かせた。
妙「私が見込んだだけはあるわね！とっても似
合うわよ麟華ちゃん！」
「そ、そがんかなぁ…？」
妙「そうよ！」
するとまたいそいそと着物を取り出し、店員さんに渡した。店員さんは何故かテンションが上がっているのか、新たな物を着せてきた。…うぅ、苦しい…。
むぞらしかけど、こがん苦しかもんとたい…。
妙「うん、これも似合うわね！」
次は帯よ！と着物ではなく帯がドサドサと入ってくる。
でも、服ば選ぶとは楽しかよね…。
されるがままになりながら、うちはふと微笑んだ。
…しばらくすると
「妙ちゃん！うちが払うけん！」
妙「良いのよ、今日は私に甘えて。」
「ばってんたい…！」
妙「…この間ウチの木刀と壁壊したのは誰かし
ら…。」
ギクッ。妙ちゃんに自分が払うからと言っているとその事を持ち出された。
思わず黙ると、それはチャラにする代わりにこれを払わせろ、と言われた。かなりの量をまとめて買った妙ちゃんだったが、ケロリとして言った。
妙「さぁ、次行くわよ！」
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Black Alice(プロフ) - 本当にありがとうございます。 (2018年1月17日 7時) (
レス) id: bcde4f8ace (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - Black Aliceさん» コメントありがとうございます！全然大丈夫ですよ！ぜひどうぞ！ (2018年1月16日 23時) (レス) id: 7b28bcda48 (このIDを非表示/違反報告)
Black Alice(プロフ) - 相談なのですがしろくまさんの設定にあるクオーターの夜兎と辰羅、荼吉尼の3つの設定を真似させても宜しいでしょうか? (2018年1月16日 20時) (レス) id: bcde4f8ace (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 本当にいつもありがとうございます！！是非見てみますね！とても分かりやすかったです！いつも頼ってばっかりで本当に申し訳ない…！いつも尊敬してます！ (2018年1月4日 15時) (レス) id: 6ebc00754b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 説明が下手ですみません…わかる範囲で力になりたいので、また何かありましたら仰ってください…！！ (2018年1月4日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サボタージュ | 作成日時：2017年12月17日 21時
