最強クオーターが通ります

第36話 ページ37

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「ねぇ汚かとばってん。」


神楽「また興奮してるアルか銀ちゃん。」


うちらの冷たい目線に、イヤイヤイヤ！と焦る銀ちゃん。ハァ…。
でも、神楽の疑問はまうごつ大事なポイントでもある。うちも最初聞こうと思ったったけど忘れとった。


「うちソファーで良かよ？どこでん寝れるっと

は変わらんし」


神楽「それはダメアル！」


銀時「それはダメだ！」


ずいっと顔を近づける神楽と銀ちゃん。神楽いつの間に復活したと？


銀時「年頃の娘がソファーで寝るなんてお父さ

ん許しませんよ！」


「銀ちゃんうちのパピーじゃなかもん。」


神楽「私と一緒に押入れで寝るヨロシ！」


「ドラ◯もん？」


神楽そんな所で寝とると？すげー！リアルドラ◯もんたい！でも、ちょっと楽しそう。
試しに押入れの下の段に入ってみる。が。


「せ、狭い…。」


神楽「麟華姐身長デカイからナ…。」


案の定、足を曲げないとちょっと無理。結構この体勢はキツい。毎晩これとなったらかなりなの確率で体を痛めるだろう。うーん、どがんしたら良かかなぁ。すると、うーんと悩んでいた神楽が、キッと顔を上げた。


神楽「麟華姐はソファーでは寝かせられないア

ル。…しょうがないネ。銀ちゃんと寝るヨロ

シ！」


「え。」


銀時「え。」


…マジでか。まぁその他で寝るよりは楽だろうし、うちは一向にかまわないのだが、銀ちゃんは良いのだろうか。


「銀ちゃん、良かと？」


銀時「お、おー。」


神楽「銀ちゃん、手ェ出すなヨ。」


ガシャコンッと神楽の番傘が音を立てる。
対して、銀ちゃんはさーっと顔を青ざめる。
手ェ出す？うちに手なんか出したら、100%返り討ちにさるっばい？
銀ちゃんは「当たり前ェだろーが。出すわけねーだろ！」なんて言っている。うん、当たり前たいね？

何で神楽そんなにおごっとかな？

取り敢えずうちが銀ちゃんの隣で寝ることとなって、その話が終わった。


その後歯磨きをし、お風呂にも入って、あとは寝るだけとなった。神楽にお休みと言って頭撫でたらまうごつ嬉しそうだった。やっぱほんなこつむぞらしかっ！
なんかあったら叫べと言われたが何でだろう。


寝る部屋に入ると、銀ちゃんが居た。
お休み、と取り敢えず声を掛ける。「おおおお休みィ！」言われた。…モゾモゾと布団に入る。はぁ、暖かか〜！


「…」


銀時「…」


……気まず！寝ようにも気まずくて寝れんわ！
どがんしよ、うーん…。あ、そうだ。






「…ねぇ、銀ちゃん」

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