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第26話 ページ27

「いや〜、本当すんまっせんね!」


私は、頭に包帯を巻いてブスッとしている沖田さんに謝った。
さっき勢い余って吹っ飛ばしてしまったからだ。
ついつい久しぶりの闘いに本気を出してしまった。寸止めのつもりだったが、気づいたら沖田さんが壁にめり込んでいた。


沖田「…別に気にしてやせん」


「…気にしとるですよね?」


沖田「気にしてやせん!」



沖田さんはそっぽを向いてお茶を啜った。


…えらいしこおごっとる癖しちか…


本当に悪いと思っとるばい!?
でも仕方にゃーたい!闘うの楽しかっだん!


銀時「ぷぷっ!沖田くんお子ちゃまだねぇ」


神楽「グフフ、そうアルなぁ!

ちょーっとやられたぐらいで拗ねるとか

赤ちゃんでちゅネ〜!

オムツでも買ってきてやろうか?」


銀ちゃんと神楽が鼻をほじりニヤニヤしながら沖田さんを煽る。
沖田さんはプルプルと小刻みに震えながら黒いオーラを放っている。

…これ完全にやばいやつばい!
どがんしよう…

妙ちゃんは仕事に出てしまったし、新八君はお茶菓子を用意しに台所に行っている。
この場には、うちと前に出てきた3人しか居ない。
という事で沖田さんまうごつイジられとらす。


うちが下手に口出しできん事を良いことに、銀ちゃんと神楽がニヤニヤしながらさっきの事を話している。
一応謝ったけれど、許してくれそうにない。


うーん…
もう最後の手段ばい…


「沖田さん…何すれば許してくるっですか?」


そう言った途端、沖田さんの目がキラッと光った。
あ、ちょっとやばいかんしれん。

沖田さんはさっきのオーラは何処へやら。
ニヤニヤと真っ黒な笑みを浮かべてこちらを見据えている。


沖田「もちろん、何でもしやすよねィ?」


「なっ、何でもは…ちょっと」


沖田「あれれ〜?人にこーんな怪我させといて

ちゃんと謝る気あるんですかィ

俺警察ですからねィ。あーあ、訴えちゃお

っかな〜。」




凄い勢いで畳み掛けてくる沖田さん。
チラッと神楽と銀ちゃんの方を見ると、
銀ちゃんが神楽の口を押さえてニヤニヤしていた。
絶対あん人楽しんどるだろ!


「わっ、分かったです…。」


もうしょうがなか。うちが折れると、最高に良い顔で笑った。







沖田「そうこなくっちゃねィ。」

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作品ジャンル:アニメ
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Black Alice(プロフ) - 本当にありがとうございます。 (2018年1月17日 7時) (レス) id: bcde4f8ace (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - Black Aliceさん» コメントありがとうございます!全然大丈夫ですよ!ぜひどうぞ! (2018年1月16日 23時) (レス) id: 7b28bcda48 (このIDを非表示/違反報告)
Black Alice(プロフ) - 相談なのですがしろくまさんの設定にあるクオーターの夜兎と辰羅、荼吉尼の3つの設定を真似させても宜しいでしょうか? (2018年1月16日 20時) (レス) id: bcde4f8ace (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 本当にいつもありがとうございます!!是非見てみますね!とても分かりやすかったです!いつも頼ってばっかりで本当に申し訳ない…!いつも尊敬してます! (2018年1月4日 15時) (レス) id: 6ebc00754b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 説明が下手ですみません…わかる範囲で力になりたいので、また何かありましたら仰ってください…!! (2018年1月4日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サボタージュ | 作成日時:2017年12月17日 21時

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