第56話 ページ8
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「ふぅぅぅ…!」
と息を整える。さっきから心臓かバクバクしているのは、走ってきたからではなくて、ついに来た、告白タイムへの緊張からである。
ヤバイヤバイヤバイ!脳内をヤバイが埋め尽くして本当にヤバくなりそうだけどそう考えたらもっとヤバくなりそうでなんて思ってキャパオーバー。
いつ来るか分からない分、もっと心臓が震える。
…おおおお落ち着かんかい麟華!おお前ならでくる、お前ならでくる…!
そう自分に言い聞かせるも、ガチガチと体が震える。ついでに横の皿もガチャガチャと音を鳴らす。あーもう!駄目だ団子に頼ろう。追加で50注文してバクバクと食べていると。
土方「そんな詰め込むと太るぞ。」
ムシャムシャ食べているところに、突然降ってきた声。…い"!もしやこれは
「ゥひ……土方はん!」
土方「…なんで関西弁?」
おー、と手を上げて笑う彼がそこにいた。
テメーは肥後の言葉じゃなかったか?と聴きながら隣に座って来る。もうそれだけで心臓が爆発しそうだ。
「べべべべべ別に関西弁じゃなかし!変に勘ぐ
ってんじゃなかぜこんうーばんぎゃあかぬすけ
が!」
土方「あんだとゴラァ!?」
「すんまっせんすんまっせん‼‼」
………やってしまったァァァァァ!
ついテンパって罵倒しちゃったァァァ!!
只ツッコンでくれただけとにィィィ!!
当然のごとく土方さんは刀に手を掛けてキレた。
うちが目を血走らせて謝ったお陰か、チッと舌打ちして刀から手を離した。それだけでもう心が折れそうである。
とほほ…と下を向いていると。
土方「テメーもチャイナ娘みてーになって来た
な。一緒に居ると似てくんのか?」
「ソウデスネ!似てきたんじゃねーカナ!?」
土方「フハッ!ソックリだな!」
無意識に片言が出てしまったうちがモノマネをしたんだと思ったのか、爆笑している土方さん。さっきのは許してくれそうだが、今はその可愛さに心臓が危機を迎えている。
あー、腹いてぇなんて涙を拭き拭きこちらを向いた土方さん。意外とツボ浅いんだななんて考えていると。
土方「オメー、なんかいつもと違ぇな…って!
顔真っ赤じゃねぇか!?」
「ぅえ!?」
土方「顔めちゃくちゃ熱ぃぞ!いつもより変
人だと思ってたが、やっぱり熱あったんだな」
「ひひひ土方さん…!」
近いィィ!グッとうちの頰を掴んで顔を近づけている。それにバックバックと先程とは比にならないくらいの音が出る。
…ヤバイ死ぬ。
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サボタージュ - 暫くお待ちくださると幸いです!また戻ってきます!! サボタージュでした。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - ということで、私のこの作品が長らく更新できませんでした。また新しくこちらでアカウントを作るか、新しい方でまた引き継いで更新するかのどちらかの方法をまた考えますので (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 私の携帯を新しくしたのですが、使用制限をかけられて、閲覧はできるのに編集ができなくなってしまったのです。だから、本編の方にこれを書き込むことも出来ず…。仕方なくこちらに書き込んでいます。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 皆さまこんにちは。サボタージュです。今回は、こちらから失礼させて頂きます。実は (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 共感できて今めっちゃ気分軽くなった笑笑…ショック過ぎて暫く放心状態だったよ…。今は大分思い出してきたから、今からガッツリ更新するつもり。また寝ないように気ぃつける!! (2018年2月13日 22時) (レス) id: 59bcac2972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボタージュ | 作成日時:2018年1月4日 23時