第95話 ページ46
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勢いよく蓋を開けた瞬間、
モクモクと出てきた煙…というかドライアイス?どっちにしろすんごく個性的な匂いがして、みんながゴホゴホと咳き込んだ。
銀時「うぉっ、クッセェェ!何なんだよこの匂い!!」
新八「ぅうう、窓、窓ォオォ!!」
ドタドタッ
神楽「ふんぐぉぉ!!目が!目がァァァ!!」
「うぉぉぉぉ、銀ちゃんの足の裏の臭いを何十倍にも凝集しとるごた香りィィィィ!
やびゃーてコレいくらなんでも死ぬてコレ!」
銀時「オイ麟華テメェ!どういう意味だコラァ!!」
神楽「っう、ぷっ、きっ…気持ちわr…」
オボロロロロロロ
銀時「キャアアアアア!!」
ガラガラッ
新八「げ、玄関と窓開けましたよっ!これで何とか…」
「っし、新八君…ない…す…!」
バタッ
神楽「りっ、りんか姐…っオボロロロロ」
ーーー
新八「…いやぁ、一時はどうなるかと思いましたね。」
銀時「全くだぜ…辰馬のヤロー…!こんなもん送ってきやがって…!次会った時覚えていやがれ…!」
あれから1時間後
やっと臭いは抜け、新八君という名のマミーが掃除をしてくれたおかけで、元の状態に戻ることができた。
物凄い疲労感に襲われているが騙されないで欲しい。ただ箱を開けただけである。
神楽「ほんとネ!マジで死ぬかと思ったアル!」
ほんと銀ちゃんの足と同じくらい臭かったヨ!
とプンプン怒る可愛い神楽。
すかさず銀ちゃんに頭をグリグリされていたが、すぐ新八君が仲裁に入る。
うちはそれを横目に、箱を覗き込んだ。
いやマジこのくしゃー煙だけ箱にボンて詰めてあるとかありえんたい?だけん他にも何かが入っていると思って覗き込んだ訳だけど、
「…いや何やこれ。」
そこにあったのはたいぎゃ厳重に梱包されとる瓶一本だけで。
不審に思って取り出してみると、キャップ部分にご丁寧にうちの名前が書かれていた。一瞬不審に思ったけど、うち宛なんだけんそんぐらいあるかと思い直して、その瓶の中身を見た。
「ふぉぉ…!!」
瓶の中程まで入っている一見透明なその水は、光に翳すと緑、黄色、また虹色と次々に色を変えていく。
え、まうごつむぞかとだけど?
絶対神楽とか欲しがるばいね…。
普段なら快く分け与えるのに、今日は何故か渡したくなかった。試しに蓋を開けると、なんとも言えぬ甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「…っはぁ…!」
…良い匂い
私は一口だけ…。と、その怪しい瓶の中身を喉の奥に流し込んだ。
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サボタージュ - 暫くお待ちくださると幸いです!また戻ってきます!! サボタージュでした。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - ということで、私のこの作品が長らく更新できませんでした。また新しくこちらでアカウントを作るか、新しい方でまた引き継いで更新するかのどちらかの方法をまた考えますので (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 私の携帯を新しくしたのですが、使用制限をかけられて、閲覧はできるのに編集ができなくなってしまったのです。だから、本編の方にこれを書き込むことも出来ず…。仕方なくこちらに書き込んでいます。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 皆さまこんにちは。サボタージュです。今回は、こちらから失礼させて頂きます。実は (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 共感できて今めっちゃ気分軽くなった笑笑…ショック過ぎて暫く放心状態だったよ…。今は大分思い出してきたから、今からガッツリ更新するつもり。また寝ないように気ぃつける!! (2018年2月13日 22時) (レス) id: 59bcac2972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボタージュ | 作成日時:2018年1月4日 23時