第86話 ページ38
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あれからまた2日経ったが、特に変わった事はなかった。
…時折カシャカシャ聞こえたり、なんか変なモンが送られてくる事以外は。
後、明らかに人影が見えたりする事もあるけど、最近は気にしないようにしている。
カシャカシャッ
「……………ハァ。」
取り敢えず銀ちゃんにバレなきゃ良いし、別にうちは怖くないので放っといても大丈夫だから。うちに来た物はうちがこっそり破壊している。しかし神楽は、
神楽「…腐れストーカーが…いつか息の根止め
てやるアル…!」
…こんなだ。
最初の方は姿を見ては殴り殺しに行きそうな勢いだったが、うちが必死に止めていた。
何で止めるアルか!と猛抗議されたが、騒ぎを起こすのも面倒臭いし、何より銀ちゃんに迷惑掛けたくない。
がまだして説教すると、渋々という感じで
神楽『もし我慢出来なくなったら、5分の5殺し
にするけど許して欲しいアル!』
と言っていたので、多分大丈夫と思う。
ちなみに、これを知っているのは神楽とうちだけ。銀ちゃんには勿論言ってない。さっきも言ったけど、余計な心配は掛けたく無いけん。
神楽には、硬く言わんように口止めしとった。
「くぁぁ………。」
神楽「麟華姐、眠いアルか?」
「んや、大丈夫ばい。暑すぎてダルいだけだ
けん。」
神楽「そうアルか?もっと気合い入れるヨロ
シ!ぶっ倒れてしまうネ!」
「そーねー」
言い忘れていたが、今は神楽とデートだ。
うちがぶらぶら歩く隣を、黙々と酢昆布噛みながら付いて来る。実は今日は神楽の方から誘ってきた。
…誘われた時は舞い踊りそうになったが、頑張って抑えた。それでもかなり神楽からの視線は冷め切っていた。が、何も見ていない事にする。
もう一度言う。『神楽とデート』だ。
…うふふ。
「神楽、どっか寄りたいとこあると?」
神楽「んー…雪洞欲しいアル!」
「よっしゃ、じゃあ甘味処でなんか買って来る
けん、選んどって!」
神楽「おうネ!」
むぞらしい神楽のせいでだるだるに緩んだ頰をパンパンと叩いて戻すと、行きつけの場所に足を運んだ。
気分は最高潮。無意識に足がリズムを刻む。
…が、甘味処に近づくにつれて、どんどんとペースが落ちて行った。
それに反比例して、頭の中の厄介サイレンがけたたましく鳴り始める。
だって、だって……!
「…………オッキー……。仕事は…?」
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サボタージュ - 暫くお待ちくださると幸いです!また戻ってきます!! サボタージュでした。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - ということで、私のこの作品が長らく更新できませんでした。また新しくこちらでアカウントを作るか、新しい方でまた引き継いで更新するかのどちらかの方法をまた考えますので (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 私の携帯を新しくしたのですが、使用制限をかけられて、閲覧はできるのに編集ができなくなってしまったのです。だから、本編の方にこれを書き込むことも出来ず…。仕方なくこちらに書き込んでいます。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 皆さまこんにちは。サボタージュです。今回は、こちらから失礼させて頂きます。実は (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 共感できて今めっちゃ気分軽くなった笑笑…ショック過ぎて暫く放心状態だったよ…。今は大分思い出してきたから、今からガッツリ更新するつもり。また寝ないように気ぃつける!! (2018年2月13日 22時) (レス) id: 59bcac2972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボタージュ | 作成日時:2018年1月4日 23時