第85話 ページ37
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バサバサバサッ
神楽「……何アルか、コレ…。」
ピラッ
神楽が困惑して落ちてきた物を取った。
その手は微かに震えて、顔も青ざめている。
…当たり前だろう。だって落ちてきたものの全てが、
神楽「コレ全部…麟華姐アル…。」
…うちの写真だったからだ。
神楽は慌ててしゃがみこんで、床に散乱した写真を見る。そして、…コレも、コレも…
と真っ青になりながら一つ一つ取り上げている。
「…君の思い、受け取ったよ。
これは僕の返事。これでもまだ足りないぐらい
だ。…………大好きだよ、麟華ちゃん。
あぁ、素敵な名前だ…！可愛い可愛い僕の麟華
ちゃん。必ず僕の物にしてあげるよ。」
うちは、ちらりと願いを込めて差し出し人を見た。
…だが、ただただ永遠に茶色が広がっているだけだった。
それを見て、思わず手の力が抜けた。
カサリと静かな音をたてて落ちた桃色の紙は、床にいる沢山の私の目と同じ色で。
慌てて神楽がそれに飛びつき、ザッと目を通すと顔を真っ白にした。
ビリビリッ
神楽の震える手から出た音。
うちの頭では、その音が大きく響いていた。
ボーッと立ち尽くすうちは、心の中で心当たりを探した。
…動揺はしているが、怖くはない。
誰からだろうかという好奇心の方が強い。
ふと目を落とすと、顔が真っ青の神楽がいた。
まるで自分の事のように怯えている。
…安心させなん…！
うちはゆっくりと神楽の頭を掻き回して、言った。こんなこと書いてあっても、どうせただの嫌がらせだけん、心配する事なんて無い。
そう、真っ青な神楽に笑いかけた。
「取り敢えず、全部片付けヨ！もう気にせんで
えーけんね！悪戯ばい悪戯！」
取り敢えず神楽の顔が元に戻った事に安堵する。何故か冷静で居れる自分にとても驚いたが、コクリと頷いた神楽に、再び笑う。
そのまま二人無言で、床の写真を片付けた。
終わると、そのまま無言でソファーに座りなおす。ふと、神楽が顔を上げた。
神楽「麟華姐、この事銀ちゃんには…。」
「言わんで良い。」
被せるように言うと、…そうアルか。と呟いた。いつもなら何で何でと言ってくるだろうが、私の有無を言わさぬオーラを感じたようだった。神楽は怯えて…いや、動揺している。
けれどうちは、こんな物で怯えるほどか弱くない。ま、見た目はか弱いけど？
…まあでも、取り敢えず銀ちゃんには言わなくて良いだろう。
フッと身を縮めたうちに、カシャッという音が聞こえた気がした。
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サボタージュ - 暫くお待ちくださると幸いです！また戻ってきます！！ サボタージュでした。 (2018年4月1日 11時) (
レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - ということで、私のこの作品が長らく更新できませんでした。また新しくこちらでアカウントを作るか、新しい方でまた引き継いで更新するかのどちらかの方法をまた考えますので (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 私の携帯を新しくしたのですが、使用制限をかけられて、閲覧はできるのに編集ができなくなってしまったのです。だから、本編の方にこれを書き込むことも出来ず…。仕方なくこちらに書き込んでいます。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 皆さまこんにちは。サボタージュです。今回は、こちらから失礼させて頂きます。実は (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 共感できて今めっちゃ気分軽くなった笑笑…ショック過ぎて暫く放心状態だったよ…。今は大分思い出してきたから、今からガッツリ更新するつもり。また寝ないように気ぃつける！！ (2018年2月13日 22時) (レス) id: 59bcac2972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サボタージュ | 作成日時：2018年1月4日 23時
