最強クオーターが通ります 2

第84話 ページ36

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あれから一週間後。


「…うーっ！疲れたぁ…！」


ピンポーン


飛脚「届け物でーす！」


神楽「はいはいヨ〜！」


パタパタ


あれから一週間、特に何もなくいつも通りの暇な日々を過ごした。
何だかんだ、地球に来て3ヶ月がたつ。

…え？そんなに早かったっけって？
安心して。小説パワー。

…ま、それは置いとって、
今日は久しぶりの猫探し。
銀ちゃんは帰りにヅラッちの家に寄ったので、ウチと神楽は家で女子トークを繰り広げていた訳だ。

神楽と飛脚の声を聴きながら、再び伸びをして凝った背中を伸ばす。

…う、なかなか凝っとる……！


「……ほっ！」


ゴキッ、ゴキゴキッ

…お、いい感じ！
綺麗に鳴った背中が少し軽くなった気がする。
満足したので、フーッと息をしてまたソファーに体を埋めると、パタパタと音をさせながら神楽が戻ってきた。手にはいっぱいの荷物。

「申し訳ないなかったな」と思いながら、よいしょと体を起こした。


「神楽ごめんね〜。」


神楽「別に良いヨ、麟華姐は今日頑張ってたか

らナ！…それよりもいっぱい荷物来てるネ。

さっさと仕分けてまた女子とーくするアル！」


…なんて良か子とだろうか！
笑顔で気合を入れている神楽はむぞすぎる。
面倒くさかったが、一発で元気になったので負けじと荷物に手を伸ばした。


「……お、これ銀ちゃん宛の葉書ばい。

…えー、何？昨日は団子屋に居ましたね…。

残念ながら今日は見守れませんでしたが、貴方

の事を考え過ぎて胸が熱くなり…。


…これあやめちゃんばい。」


神楽「これは銀ちゃん宛ての請求書ネ！

えーと、1、2、3、4……。

…私達の居ないとこでこんなもん食べてるアル

か！？最低ネ！」


「神楽、ゼロ書き足しとって。」


神楽「おうネ」


「これは新八の…。

…あれ、あの掛け機女子の友達おったと！？」


神楽「マジでか！見せるヨロシ！

…う、ら、ら？…うひょー！本物ネ！」


ーーーー


その後も、ワイワイ喋りながら仕分けを続けた。
殆どが万事屋宛だが、うち宛にまた子と神威から来ていて、ちょびっと嬉しくなった。
…まぁ神威からの、キメ顔自撮り付きの手紙は破り捨てたけれど。


「さ、これが最後のやつ！」


神楽「今までで1番大きいアルナ！何が入って

るアルか！？」


キラキラ目を輝かせて神楽が身を乗り出す。
うちもワクワクとしながら、その大きな分厚い封筒を開いた。が、


バサバサバサッ


神楽「……何アルか、コレ…。」





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