最強クオーターが通ります 2

第66話 ページ18

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さわさわとパトリオットを触るうちらに、
真っ青になって焦る銀ちゃん。

…本物がなくても、パトリオットさえあればいいのに。


「…パトリオットじゃいかんと？」


銀時「当たり前ェだろーが！こんなんじゃ本当

に使えねェボロになっちまう！」


神楽「…パトリオットいらないアルか？」


銀時「いらねェよんなもん！」


…そう。それは残念ばいねぇ。
今時はパトリオットみんなが欲しがるのに、要らんなんて…。

…こんな奴が居ちゃいかんよねぇ？

神楽と新八くんも同じ気持ちだったらしい。自分のパトリオットを手に持ち、ソロリソロリと自分の◯玉を探す銀ちゃんに近づく。


銀時「オイ、テメーらも手伝え！…ってどうし

たんだよ？」


新八「銀さん、僕等とても残念です。」


銀時「あァ！？何言って…！？」


神楽「皆パトリオットつけてるのに、銀ちゃん

は粗末にするアルか？」


いつのまにか、神楽の雪洞とうちの番傘がパトリオットになっている。新八くんのメガネもパトリオットになっている。…超武者んよか！


「…パトリオットを粗末にする奴には…。


死、あるのみ！」


ドカァン！


銀時「ギャァァァ‼‼‼だっ、誰か助けてくれェ

ェ！ 」


うちらが振り下ろしたパトリオットを紙一重で交わした。…ッチ、外したか。
そしてそのまま、転がるように外に逃げていった。


しかし。


キャ「サカタサーン、オナワデスヨ！」


たま「早く捕まってください、っ！」


銀時「ヒィィ！づ、ヅラァ！助けてくれェ！」


桂「ヅラじゃない、桂だ！真選組！あっちに行

ったぞ！追うのだ！」


銀時「てっ、テメーもかァ！？」


近藤「全員、奴を捕らえろォ！」


沖田「旦那、早く捕まった方が身のためです

ぜ」


銀時「お、オメーらもかよォ！くっそ！何で

俺がこんな目にィ！？」


かぶき町を必死に逃げるが、上手く足が回っていない。
何でこうなったかと叫んでいるが、パトリオットを馬鹿にしたのだ。その罪は重い。
後ろから追う人がどんどん増え、銀ちゃんも粘って1時間ほど逃げ回った。


土方「これで終ェだ！万事屋、喰らいやがれ

ェ！」


ドカァーン！


銀時「……‼‼‼」


土方さん等真選組がバズーカを放った。
銀ちゃんは上手く声が出せないまま、空へと飛んでいった。あとは、宇宙の神威が上手くやってくれるだろう。


…これでやっと世界が平和になるばい！


ワッハッハッハ！と皆で笑う。その中心でうちはそう考えていた。

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