第61話 ページ13
銀時side
銀時「お、おい神楽?危ねぇって…!」
俺の声を無視し、ズンズン近づいていく神楽。あれで殴られれば神楽もやられる…!
俺がハラハラしていると、ビョンと神楽が飛び上がった。
神楽「麟華姐ごめんネ…!
っ!ほぁたァァァ!!」
「うぐえッ!」
見事にかかと落としを決めた神楽は、倒れゆく麟華を抱え、声を上げた。
神楽「何ボケッとしてるアルか!早く水用意す
るヨロシ銀ちゃんんん!」
銀時「ハ、ハイィィ!」
ーーーー
「うぅ…!」
神楽「気がついたアルか!?」
「うん、…もしかすっと…。」
麟華はグチャグチャになった万事屋、頭包帯ぐるぐる巻きの俺を交互に見て、ハァッと溜息をついた。…溜息つきてぇのはこっちだっつの。
「ごめん銀ちゃん、神楽。うち酔っとった?」
銀時「あァ。かなりな。」
「…ごめんね?痛かったど?」
近寄ってきてブスッとしている俺の頭をぎゅっと抱きしめた。
…何かちょっと当たってる。
俺は鼻から流れだしたものをそのままに、麟華の背中をポンポンと叩く。
銀時「まぁ、銀さん優しいから?許してやる
よ。そんな謝んな。」
麟華「わー、アリガト」
神楽「キモいネこの変態じじい。」
銀時「ジジイじゃねーし!」
神楽「変態は認めるアルな。」
…キモいアル。という神楽の言葉はスルーで、俺は気になっていた事を麟華に聞く。
銀時「お前、そんなになるまで誰と飲んでたん
だ?」
仮にもお妙や九兵衛なら、そこまで飲まさないだろう。…いや、前言撤回。飲ませる。
「…えっと、最初はすまいる?で一緒に飲みよ
ったっだけど…。妙ちゃんと九兵衛が酔っ払っ
て…。」
普段はうち酔わんとだけど、と続ける。
「ドンペリとかテキーラ飲んで見たらって言わ
れて飲んだらたいぎゃ美味くてから…。」
神楽「それで飲んだアルか?」
「うん。でも酔わんかったとよ全然!」
銀時「今になって酔いが回ってきたって事
か?」
俺の言葉にうーん?と深く考え込む麟華。
しかし、コイツの話を聞く限りはそれ以外あり得ないだろう。テキーラ以上に強い物…。考える俺に、あ!という麟華の声が届く。
「すまいるで偶然辰ちゃんに会って宇宙のお酒
貰ったとだった!」
…辰ちゃん?宇宙?オイちょっと待て。
銀時「お、オイ麟華。お前辰ちゃんってもしか
して….」
「え?坂本辰馬たい!」
それを聞いた俺は無意識に麟華の襟を掴み、すまいるへ向かって駆け出していた。
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サボタージュ - 暫くお待ちくださると幸いです!また戻ってきます!! サボタージュでした。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - ということで、私のこの作品が長らく更新できませんでした。また新しくこちらでアカウントを作るか、新しい方でまた引き継いで更新するかのどちらかの方法をまた考えますので (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 私の携帯を新しくしたのですが、使用制限をかけられて、閲覧はできるのに編集ができなくなってしまったのです。だから、本編の方にこれを書き込むことも出来ず…。仕方なくこちらに書き込んでいます。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 皆さまこんにちは。サボタージュです。今回は、こちらから失礼させて頂きます。実は (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 共感できて今めっちゃ気分軽くなった笑笑…ショック過ぎて暫く放心状態だったよ…。今は大分思い出してきたから、今からガッツリ更新するつもり。また寝ないように気ぃつける!! (2018年2月13日 22時) (レス) id: 59bcac2972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボタージュ | 作成日時:2018年1月4日 23時