第60話 ページ12
銀時side
「たーらーいーまぁ〜!!」
銀時「おー、おけーり…ってオメー!
顔真っ赤じゃねぇか!!!」
「えへへへ、銀ちゃんお土産らヨ〜!」
ガシャァァン!
銀時「ギャァァァァァ!?!?」
夜の9時。玄関に現れたそいつは、既に割れている瓶をこちらに投げつけてきた。
紙一重で避けると、首を傾けてケラケラと笑いながら近づいてくる。
コイツ酒飲んだらアルアル言うのな。
じゃなくて。
…超こえーんだけど!?
なんでこうなったかと言うと、俺もよく分からない。
最近あのクソマヨラーに失恋したという麟華を、神楽と新八は必死に慰めようとしていた。
部屋から出ないコイツに、美味しいものを食べさせたり、何か買ってきたり。
…俺はぶっちゃけ失恋嬉しくて喜んでたけど!?
でも、流石に篭ってばかりじゃ仕事にも関わってくるし、取り敢えず俺が外に連れ出してやったわけだが。
途中でお妙と九兵衛に会って、少し元気を取り戻したコイツを2人に預けて、遊んで来いと言ったのだ。
まぁかなり喜んでたし、俺もパチンコ行けてラッキーだったんだけど、かなり予想していたより元気を取り戻して来たようだ。
銀時「おお前元気出たみてーで良かったじゃね
ーか?」
「しょーしょー!あは、楽しかったアルゥ!」
銀時「よよ良かったなぁ!と、取り敢えずその
瓶は下ろそうか〜?」
「…アァン?…何言ってんだヨ腐れ天パ?」
ガシッ
銀時「ちょ、まっ、…え?」
「…夜はまだこれからアルゥゥゥ!!!!」
銀時「ブベラッ!!!」
ドガァァン!
「っふ、あはははっ!」
案の定俺はぶっ飛ばされた。超イテェ。
…ていうかなんで俺ばっかこんな目に会わなきゃいけねーんだよ…!
理不尽さに怒りがフツフツと湧いてきたとき。
奥からドタドタドタッという音がして現れた救世主。
神楽「何事アルか!」
銀時「か、かぐら様ァァ!」
神楽「ッハ!銀ちゃんどうしたネ!誰にやられ
たアルか!」
ガクガクと揺らされる俺の首。胃の底から何かがかこんにちはしそうである。
しかし神楽に返り討ちにされるのは見えている。必死に我慢していた時、真っ暗な玄関からフラフラと麟華が歩いてきた。
麟華「オイ早く来いヨ天パ…!お楽しみはこれ
からネ…!」
ゴトゴトと割れた瓶を引きずって歩いてきた麟華、やっと状況を把握したらしい神楽。
やれやれと溜息をつきながら、まだフラフラしている幼馴染にしっかりとした脚で近づいていく神楽。
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サボタージュ - 暫くお待ちくださると幸いです!また戻ってきます!! サボタージュでした。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - ということで、私のこの作品が長らく更新できませんでした。また新しくこちらでアカウントを作るか、新しい方でまた引き継いで更新するかのどちらかの方法をまた考えますので (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 私の携帯を新しくしたのですが、使用制限をかけられて、閲覧はできるのに編集ができなくなってしまったのです。だから、本編の方にこれを書き込むことも出来ず…。仕方なくこちらに書き込んでいます。 (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
サボタージュ - 皆さまこんにちは。サボタージュです。今回は、こちらから失礼させて頂きます。実は (2018年4月1日 11時) (レス) id: 8f5da762da (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 共感できて今めっちゃ気分軽くなった笑笑…ショック過ぎて暫く放心状態だったよ…。今は大分思い出してきたから、今からガッツリ更新するつもり。また寝ないように気ぃつける!! (2018年2月13日 22時) (レス) id: 59bcac2972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボタージュ | 作成日時:2018年1月4日 23時