秘国の女王（暁のヨナ） (ページ16)

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１４似た城ページ16

スウォンとジュド、グンテ、数人の兵達は港の宿舎に兵を待機させ、リナとレンに案内され龍明国の火龍城に入っていく。
龍明国の火龍城は外見が高華国の火龍城に似ているだけではなく、内部の作りも似ていた。もちろん多少の違いは地形の問題などであったが、、
高華国一同は息を飲む。
皆おかしいと気づいているのだ。龍明国は秘国。なのになぜ高華国と似た名前、似た作りの城があるのか？こんなにも瓜二つの城を作るのには高華国の城の見取り図などの機密情報が必要だ。高華国と龍明国に繋がりは今回の訪問以外何も無いはずなのに、なぜ？

スウォン)ありえるはずがない、

スウォンが呟く。

リナ)何故驚かれるのですか？

スウォン達は王の部屋に案内されていた。
そうここは高華国の火龍城でいえばヨナの父が亡くなった場所、、、、スウォンがここで冷静にいられるわけがない。

スウォン)何故こんなにも瓜二つなんですか。
高華国は城の機密情報を貴女方に渡しては居ないはず。

リナ)簡単なことですよ！？よく考えればわかることですよ。
龍明国は秘国ですけど、来るものを全て拒むわけではないし、助けを求めるなら助けて島に入れます。
貴女達は私達に情報を渡してはいない。
でもここに似た城がある。
そして、龍明国の者達はこの国からでない。
ほら考えたらわかるでしょう。

スウォン)、、、、!!