_人間 ページ5
。
猫は母が寝た事をしっかり確認する。
静かに寝息をたててぐっすりだ。
ごめんねお母さん。
そう、言い残して猫は家を後にした。
-
猫は、
今日は曇りだから
湖はキラキラしてないだろう、
夕陽は見えないか、
母に怒られるか。
様々な事を思いながら、
いつもの公園へ向かった。
_
すると、居た。
人間だ。
長いコートを着て、帽子を被り、
あちら側を向いて、ベンチに腰掛けている。
何でここにいるの？
とても怖い。
瞬時に２つが猫の頭を駆け巡った。
けど後には引かなかった。
それどころか、立ち向かった。
そっと、草の隙間隙間から人間へ近づいた。
距離を詰めるにつれ、
だんだん鼓動が早くなる。
もう、だいぶん近づいた頃、
男であるという事と、
老人である事を確認した。
さらに草の間から表情を確認した。
男は、悲しそうな顔をしていた。
何に対してなのか。
そんな事は猫に検討はつかない。
猫は考える。これからどうするか。
この場所を知られたからにはもう、
ここに来る事はできないのか。
考えた結果、
男はこれからも来るか分からない。
今日だけかもしらないと考え、明日もくることにし
猫は公園を後にした。
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白の悪魔(プロフ) - 名無しのじんべぇさん» ご愛読ありがとうございます。励みになりました。頑張ります。 (2018年3月18日 1時) (
レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのじんべぇ - 素敵な作品ですね。世界観に惚れました。最新頑張って下さい！ (2018年3月18日 1時) (レス) id: acea8b00f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白の悪魔 | 作成日時：2018年3月17日 2時
