証明された ページ12
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顕「…急に、」
「ぎゅってしたくなったの」
顕嵐も、私の背中に腕を回した。
顕「可愛い無理」
「女子高生みたいなこと言わないで」
顕「だってほんとに可愛いんだもん無理」
いつから " 無理 " という言葉が
否定的な意味合いだけではなくなったのだろうか。
顕「…ねえもうベッド運んでいい？」
「………何を？」
顕「……それ本気で言ってる？」
「えっ……だって、え！？ちょっ、」
笑いながらわたしをお姫様抱っこして歩く顕嵐。
ねえ重いよ、顕嵐が折れちゃう！って
騒いでいるわたし。
顕嵐の寝室まで来て、
ベッドに優しく降ろされた。
顕「本当は俺、緊張しすぎて死にそうなくらいなんだよ」
死なないけど、なんて
まるで目線を合わせるように、
わたしの前にしゃがみ込んで言った。
顕「…俺が証明するって言ったの、覚えてる？」
わたしは、ちゃんと付き合うってことがどういうことなのか。
好きになるってどういうことなのか。
紫耀とは違うカタチで証明する、って
顕嵐が言ってくれたことがあった。
それはきっと、顕嵐にとっても
証明されたんじゃないかな。
だって顕嵐も、ずっとそれが分からなかった人だから。
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あゆ(プロフ) - お疲れ様でした、最初からずっと読んでいましたが途中からもう展開がよめずにのめり込んでしまってました、とてもおもしろかったです！それぞれの関係性も最後になると良かったなぁってしみじみしましたし、おまけの紫耀くんが可愛かったです！最高でした！ (2018年3月18日 1時) (
レス) id: ea33ac3847 (このIDを非表示/違反報告)
唯花(プロフ) - 続編！！待ってました！！すごく好きな作品なので、とても嬉しいです！！ (2018年1月13日 23時) (レス) id: 7107bebc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2018年1月13日 23時
